外国映画

夏の嵐(1954年)

監督のルキノ・ヴィスコンティはイタリア貴族ヴィスコンティ家の出身で、映画監督になってからはデビュー作をはじめ『揺れる大地』や『若者のすべて』でネオリアリスモ調の作品を発表していきます。その中でこの『夏の嵐』は貴族と軍人を扱っていてヴィスコンティ自身の出自や経験が色濃く反映されたはじめての作品でもありました。
昭和二十年代

雁(昭和28年)

明治の文豪森鷗外が大正4年に刊行した小説がもとになっていまして、豊田四郎が監督をつとめています。松竹蒲田出身の豊田四郎は監督としては基本的に東宝で映画を撮っていた人ですが、本作と翌年の有島武郎原作による『或る女』の二本だけはなぜか大映で製作されました。
1940年代

黄色いリボン(1949年)

原題にもなっている「She Wore a Yellow Ribbon」は19世紀前半から歌われていたアメリカ民謡。「遠くに行ってしまった彼を想い、彼女は黄色いリボンを身につける」という歌詞の曲が、本作ではさまざまな場面で曲調を変えながらリピートされます。
日本映画

日本ダービー 勝負(昭和45年)

日本ダービーに人生を賭ける調教師を主人公にして競馬の世界を描いています こんにちは。大船シネマ館主よのきちです。今日の映画は、佐藤純彌・寺西国光が共同監督した『日本ダービー 勝負』です。日本ダービーとはいうまでもなく日本競馬界におけ...
外国映画

グラン・プリ(1966年)

レースを題材にした映画は、マックイーンの『栄光のル・マン』やポール・ニューマンの『レーサー』などがありますが、間違いなくダントツで本作がNo.1と断言できます。3時間の上映時間にレースとレーサーの人生模様の両面が凝縮されていて、しかも基本のストーリーラインはF1グランプリの年間シーズンを追っていく時系列になっています。
日本映画

幽霊島の掟(昭和36年)

本作は昭和36年の配給成績で年間第六位のヒットとなり、当時の記録では3億円を稼いだことになっています。かたや黒澤明の『用心棒』は第四位で3億5千万円。あの『用心棒』にこれだけ僅差に迫れるってスゴイことじゃないスかね。
外国映画

007サンダーボール作戦(1965年)

世界市場をターゲットにした本作は、なんと日本の日比谷映劇でワールドプレミア上映が行われたという記録が残っています。結果的に1965年の世界興行収入ランキングでは『サウンド・オブ・ミュージック』に次ぐ第二位となり、007シリーズの中では最高のヒット作となったのでした。
日本映画

女吸血鬼(昭和34年)

タイトルが紛らわしいのですが、女の吸血鬼が出てくるわけではなく、女の生血を好む吸血鬼が主人公で、日本映画では初の本格的な吸血鬼映画と言われているそうです。
1950年代

愛人ジュリエット(1951年)

寓話というかおとぎ話というかファンタジーなんですが、その世界はあくまで夢そのもので、一皮剥くと最悪の現実が待っているというギリギリの浮遊感が本作の魅力のような気がします。
昭和二十年代

女の園(昭和29年)

この映画が『七人の侍』や『山椒大夫』よりも高評価だったとはにわかに信じがたいですね。世界の多くの映画監督たちが、彼らの人生に大きく影響を受けたと明言している黒澤明や溝口健二の作品よりも上のベストテン第二位です。
日本映画

エスパイ(昭和49年)

これはSFアクション映画というよりは、主演女優である由美かおるのプロモーションビデオを見ているようで、作っている人たちも実は由美かおるを撮りたかっただけだったんじゃないかと疑ってしまうような内容でした。
1950年代

北北西に進路を取れ(1959年)

映画の基本を振り返りたいなら、『北北西に進路を取れ』を再見すればそれで十分というくらいに映画とは何かを教えてくれる傑作がこの映画です。いつまでも究極に面白い映画として見続けたい作品ですね。
1940年代

そして誰もいなくなった(1945年)

アガサ・クリスティの原作はそのタイトルの通りに全員がいなくなる結末だそうですが、映画は戯曲版を採用しているために若い男女が逆にトリックを仕掛けて生き残る展開になっています。
日本映画

綱渡り見世物侍(昭和30年)

若殿と曲芸師が瓜二つの顔貌の持ち主で、その入れ替わりでいろんな事件が起こって最後には元に戻って事件が解決する。これは元をたどるとマーク・トウェインの「王子と乞食」を原典とした入れ替わりものの大量の亜種のひとつでした。
1950年代

ライムライト(1952年)

本作はチャップリンがアメリカで撮った最後の映画となりました。チャップリン自身が作曲した切なくも美しいテーマ音楽は、いつまでも心に残る名曲で、あの旋律を耳にするだけで映画の名場面が蘇ってくることは間違いありません。
日本映画

橋蔵のやくざ判官(昭和37年)

ご存知「遠山の金さん」もののひとつですが、時代劇なのに映画の途中から本格的な推理ドラマの様相になってきて、そのトリックがなかなか手の込んだものなので、見ていて全く飽きませんでした。
1950年代

ロベレ将軍(1959年)

ロッセリーニといえば言わずと知れた「イタリアン・ネオリアリスモ」の代表的監督ですが、本作にはネオリアリスモのもう一人の巨匠であるヴィットリオ・デ・シーカが俳優として主演しています。
日本映画

警察日記(昭和30年)

小さな町の警察署で様々な人々の事件や困りごとがスケッチのように描かれていく本作は、伊藤永之介という人が書いた小説がもとになっていて、秋田県出身の伊藤永之介は昭和初期からプロレタリア文学の作家として活躍し農村をテーマにした小説を多く残した人だそうです。
1940年代

黒水仙(1947年)

山奥の僻地で人道的支援を行う修道女たちの奉仕の物語かと思ったら全然違っていて、閉所での人間関係と異文化とのギャップで女性たちの心が蝕まれていくサイコサスペンスドラマといった趣でした。
外国映画

アフリカの女王(1951年)

川下りでのいろんなトラブルを経てハンフリー・ボガートとキャサリン・ヘプバーンが恋人同士になっていくストーリーラインが非常に魅力的で、本作でハンフリー・ボガードはアカデミー賞主演男優賞を受賞することになったのでした。
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