1950年代

1950年代

洪水の前(1954年)

朝鮮戦争の休戦協定が結ばれた翌年の製作されたこともあって、第三次世界大戦が勃発するかもしれないという設定になっていて、国外逃亡を画策する若者たちとその家族の様子が描かれます。1955年のキネマ旬報ベストテン外国映画部門で第2位に選出されました。
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悪魔の美しさ(1950年)

第二次大戦中、ハリウッドに渡っていたルネ・クレール監督は1947年『沈黙は金』でフランス映画界に復帰しました。ルネ・クレールが復帰第二作に選んだのが古典的名作「ファウスト」の映画化でジェラール・フィリップが主演に起用されています。
1950年代

ケイン号の叛乱(1954年)

ハーマン・ウォークが書いた小説は世界的なベストセラーとなり、ウォークはこの本でピューリッツアー賞も受賞しました。プロデューサーのスタンリー・クレイマーが監督に指名したのは非米活動委員会によって追放されていたエドワード・ドミトリクです。
1950年代

狩人の夜(1955年)

チャールズ・ロートンはイギリス出身の舞台俳優で、ハリウッドでも俳優として活躍していて、本作が初監督作品でした。しかし公開当時興行的に惨敗し批評的にも芳しくなかったためロートンはその後二度とメガホンをとることはありませんでした。
1950年代

南太平洋(1958年)

ジェームズ・ミッチナーの小説「南太平洋物語」を題材としたブロードウェイ・ミュージカル「南太平洋」が初演されたのは1949年のこと。トニー賞を受賞した話題の舞台を映画化したのが本作で、ハワイのカウアイ島で2か月にわたるロケーション撮影が敢行されました。
1950年代

ヴェラクルス(1954年)

南北戦争終結後、グループを組んでメキシコに流れていく南軍兵士たちの中には単独行動する者もいたという前説から始まる通り、1860年代のメキシコを舞台にした西部劇で、バート・ランカスターがゲーリー・クーパーを主演に招いて製作されました。
1950年代

戦場にかける橋(1957年)

原作はピエール・ブールが1952年に発表した小説で、プロデューサーのサム・スピーゲルが映画化権を獲得し、デヴィッド・リーンが監督することになりました。三つの国の将校たちによる戦争冒険アクション映画は、アカデミー賞作品賞をはじめ7部門で賞を独占しました。
1950年代

死刑台のエレベーター(1958年)

ルイ・マルは1956年にジャック・イヴ・クストーと『沈黙の世界』を共同監督していますが、単独での監督作品は本作が初めてで一般的には映画監督デビュー作とされています。音楽にマイルス・デイヴィスのジャズを使ったことでも有名です。
1950年代

絶壁の彼方に(1950年)

シドニー・ギリアットはアルフレッド・ヒッチコック監督の『バルカン超特急』の脚本を書いた人で、ギリアットが第二次大戦中に温めていた原案を1950年に自ら映画化したのが本作で、ダグラス・フェアバンクス・ジュニアが主演を務めています。
外国映画

騎兵隊(1959年)

南北戦争は1861年から1965年まで四年間にわたって北軍と南軍の間で起こったアメリカ国内の内戦で、本作は1863年に実際に行われた「ヴィッグスバーグの包囲戦」をモデルにしていて、主演はジョン・ウェインとウィリアム・ホールデンの二人です。
1950年代

現金に手を出すな(1954年)

ギャング同士の抗争を描いたフレンチ・フィルム・ノワールの代表作ともいえる作品で、第二次大戦後になって目立った出演作がなかったジャン・ギャバンは本作で復活を果たし、以後ギャングの大物役を得意とするようになりました。
1950年代

大いなる西部(1958年)

ウィリアム・ワイラーは1953年に監督した『ローマの休日』以来、グレゴリー・ペックと僚友関係となり、二人は共同製作者として西部劇の大作に取り組みました。東部と西部、旧世代と新世代など様々な対立関係を乗り越えようとするストーリーは当時の東西冷戦を背景としたものでしょうか。
1950年代

危険な関係(1959年)

フランス革命直前の1782年に砲兵士官ラクロによって書かれた小説「危険な関係」は貴族社会の退廃を描いたことで長く読み継がれました。その原作を映画化したのは、若妻ブリジット・バルドー主演の『素直な悪女』で監督デビューしたロジェ・ヴァディムでした。
1950年代

十戒(1956年)

1923年製作のサイレント映画『十誡』を大ヒットさせて「史劇の巨匠」とも呼ばれていたセシル・B・デミルが七十五歳のときに自らのプロダクションによりリメイクした3時間40分に及ぶ大作で、製作費は当時の金額で1300万ドルに達しました。
1950年代

ミラノの奇蹟(1951年)

第二次大戦後に復興を始めたイタリアは貧富の格差が顕在化してきます。本作は分断化されたイタリア社会をミラノ郊外の貧民窟を舞台にしてファンタジックに描いていて、1951年の第4回カンヌ国際映画祭ではパルムドールを獲得しています。
1950年代

突撃(1957年)

ハンフリー・コッブという人が書いた小説が原作で、第一次大戦の独仏戦における第二次エーヌの戦いを描いています。原題の「Paths of Glory」は「栄光の道は墓に続いている」という詩の一節からとられているそうです。
1950年代

花咲ける騎士道(1952年)

原題「Fanfan la Tulipe」のファンファンは主演のジェラール・フィリップが演じる主人公の名前。ハンサムで女性にモデる剣士ファンファンはジェラール・フィリップのイメージにぴったりで、本作以降このファンファンが彼の通称というかあだ名になりました。
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黄金の腕(1955年)

戦後スランプに陥っていたフランク・シナトラは1953年の『地上より永遠に』で見事カムバックを果たし、本作でも「黄金の腕」と呼ばれる腕利きのカードディーラーが麻薬中毒から抜け出せない苦悩を演じて、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
1950年代

渚にて(1959年)

イギリスの小説家ネヴィル・シュートが1957年に発表した小説「On the Beach」をもとにして、プロデューサー出身のスタンリー・クレイマーが自ら製作・監督をつとめて、オーストラリアのメルボルンでロケーション撮影をして映画化しました。
1950年代

シェーン(1953年)

ジャック・シェーファーの原作の評判を大学生の息子から聞いていたジョージ・スティーヴンスは、自ら製作・監督を担当してワイオミングの美しい山々を背景にした抒情的西部劇に仕立て上げ、西部劇としては古典中の古典ともいえる名作となりました。
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