1940年代

1940年代

三人の妻への手紙(1949年)

ジョセフ・L・マンキーウィッツは本作でアカデミー賞監督賞・脚本賞の二部門を受賞したのですが、翌年も『イヴの総て』で監督賞・脚色賞でオスカーを獲り、二年連続の二部門受賞は現在でもマンキーウィッツだけという快挙を成し遂げました。
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三人の名付親(1948年)

1913年に出版されたピーター・B・カインの最初の小説が原作となっていて、ジョン・フォード監督は1919年に『恵みの光』というタイトルで一度映画にしていますが、本作はその再映画化作品です。『恵みの光』に主演した初期西部劇俳優ハリー・ケリーに捧げられています。
1940年代

紳士協定(1947年)

ハリウッドではアメリカ社会の背後に潜む反ユダヤ主義(Anti-Semitism)を取り上げることはタブーとされていましたが、20世紀フォックスのダリル・F・ザナックは初めてこのテーマを真正面から取り上げた映画を製作しました。
1940年代

鉄路の斗い(1946年)

第二次大戦で連合軍がノルマンディー上陸作戦を決行した際にフランスの鉄道労働者たちが激しいレジスタンス活動を行い、ドイツ軍の兵站網を破壊する姿を描いていて、第二次大戦終結翌年の1946年に製作されました。ルネ・クレマンの初めての長編劇映画です。
1940年代

落ちた偶像(1948年)

グレアム・グリーンとキャロル・リードのコンビは翌1949年にオールタイムベストに必ずランクされる『第三の男』を作りますが、本作はその共同作業の土台を作るきっかけとなると同時に、トップクラスのサスペンス作品となっています。
1940年代

犯罪河岸(1947年)

第二次大戦中に監督したサスペンス映画で注目を浴びたアンリ・ジョルジュ・クルーゾーは対独協力を疑われて表立った活動ができなくなっていましたが、ジャン・コクトーらの支援を得て、この『犯罪河岸』で映画界に見事復帰を果たしました。
1940年代

十字砲火(1947年)

原作は後に『熱いトタン屋根の猫』や『プロフェッショナル』の脚本・監督を務めることになるリチャード・ブルックスが書いた小説で、RKOラジオピクチャーズのエイドリアン・スコットがプロデューサーとなって映画化されました。
1940年代

アメリカ交響楽(1945年)

ポピュラー音楽からクラシック音楽まで20世紀のアメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンの伝記映画となっていて、ガーシュインが作曲した数々のスタンダードナンバーとコンサート用のクラシック音楽が次々に紹介される音楽映画でもあります。
1940年代

アンナ・カレニナ(1948年)

原作はトルストイが1877年に発表した「アンナ・カレーニナ」で、本作は主人公のアンナをヴィヴィアン・リーが演じた三度目の映画化作品です。本作はロンドン・フィルムが製作していますので、デュヴィヴィエが一時的にイギリスに招かれて監督した作品のようです。
1940年代

オール・ザ・キングスメン(1949年)

ハリウッドにしては珍しく政治の裏側に潜む腐敗を暴き立てたような作品になっていまして、1949年度アカデミー賞作品賞を受賞したにもかかわらず、GHQ占領下にあった日本では公開されず、日本での初上映は1976年のロッキード事件の最中になったのでした。
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