CRIME

日本映画

八つ墓村(昭和52年)

公開当時のTVコマーシャルでは、頭に懐中電灯を巻き付けて走って来る山崎努の映像と濃茶の尼の「祟りじゃー!」というセリフが使用されて、それが流行語になるくらい、松竹にしては珍しく宣伝に力を入れた作品でもありました。
外国映画

ダイヤルMを廻せ!(1954年)

本作が面白いのはまさに脚本のおかげで、ヒッチコック監督も舞台ものを映画化するときには、キャメラを外に出すなど映画的な撮り方をするのではなくあえて舞台に忠実に撮ったほうがリアリティが出るのだと言って、きわめてベーシックな演出に終始しています。
日本映画

ある殺し屋(昭和42年)

本作で市川雷蔵は小料理屋の主人で裏ではプロフェッショナルな殺し屋稼業をやっている寡黙な男を演じていますが、一番の見どころは宮川一夫のキャメラではないでしょうか。冒頭の寂れた港の場面から妙に色調が抑えられていて、非常に乾いたタッチの映像になっています。
外国映画

俺たちに明日はない(1967年)

原題の「Bonnie and Clyde」のとおり、1930年代にアメリカ中西部で銀行強盗を働いたボニー・パーカーとクライド・バロウのコンビを主人公にしていまして、アメリカンニューシネマの嚆矢ともいえる作品です。
1940年代

そして誰もいなくなった(1945年)

アガサ・クリスティの原作はそのタイトルの通りに全員がいなくなる結末だそうですが、映画は戯曲版を採用しているために若い男女が逆にトリックを仕掛けて生き残る展開になっています。
日本映画

霧の旗(昭和40年)

山田洋次といえば「男はつらいよ」シリーズとイコールになるわけですが、シリーズ開始前は松竹でハナ肇を主役にした喜劇を専門にしていました。ところがどっこい、倍賞千恵子を主演にして松本清張作品の中でも異色ともいえるピカレスクロマンを映像化していたんですね。
1940年代

湖中の女(1947年)

レイモンド・チャンドラーの原作を一人称キャメラで映画化した異色作です こんにちは。大船シネマ館主よのきちです。今日の映画は、ロバート・モンゴメリー監督の『湖中の女』です。原作はレイモンド・チャンドラーのフィリップ・マーロウシリーズ第...
外国映画

スティング(1973年)

主演のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードは『明日に向って撃て!』で共演していて、ジョージ・ロイ・ヒル監督が再び二人の共演を実現させました。
日本映画

悦楽(昭和40年)

大島渚は昭和36年に松竹を辞めて、創造社を設立します。本作はその創造社が製作して、松竹が配給した作品。加賀まりこがヒロインを演じていますが、あまり登場場面は多くはありません。
日本映画

拳銃は俺のパスポート(昭和42年)

「拳銃」をあえて「コルト」と読ませる、日活アクション映画末期の作品。石原裕次郎は昭和38年に石原プロモーションを設立して自ら映画製作に乗り出していましたので、当時の日活は渡哲也、高橋英樹らとともに宍戸錠が屋台骨として支えていました。鈴木清順監督・宍戸錠主演の『殺しの烙印』も同じ年に作られています。
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