昭和二十年以前

昭和二十年以前

愛怨峡(昭和12年)

原作は劇作家の川口松太郎がトルストイの「復活」を翻案して書いたといわれていますが、「復活」ってこんな話だっけなというくらい本作の脚本では主人公を女性にして大きく改編されています。
昭和二十年以前

雄呂血(大正14年)

本作は、サレント期の時代劇に「殺陣」や「剣戟」を導入した最初の作品と位置付けられていて、阪東妻三郎演じる浪人が落ちぶれた末に役人に反逆の刃を向けるクライマックスの剣戟場面で知られています。
昭和二十年以前

桃中軒雲右衛門(昭和11年)

明治末期に浪曲を寄席ではなく劇場の演目に押し上げた実在の浪曲師桃中軒雲右衛門を主人公にして、浪曲をたっぷりと聞かせる芸道ものになっています。
昭和二十年以前

決戦の大空へ(昭和18年)

この映画が製作・公開されたのは昭和18年。原節子が主演している東宝製作の映画ですが、クレジットには「海軍省検閲済み」「情報局国民映画」と出てくる通り、海軍による国策映画として作られました。
昭和二十年以前

土(昭和14年)

昭和14年の日活映画で、製作当時は15巻・142分の大作だったそうです。その後、フィルムが散逸して、映画の最初と最後が失われたバージョンがドイツで発見され、その93分バージョンが現存版として残っています。
昭和二十年以前

大学の若旦那(昭和8年)

この『大学の若旦那』こそ、あの「若大将シリーズ」のモデルとなった作品。実家の大店、大学、運動部、うるさい父親とやさしい妹、学友、そして恋人。若大将シリーズの基本設定はほとんどすべてこの『大学の若旦那』のパクリと言ってよいかもしれません。
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