日本映画

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宇宙人東京に現わる(昭和31年)

大映が『地獄門』で日本初のイーストマンカラー作品を作り時代劇の衣裳を豪華絢爛な総天然色で映像化してから三年後に、予算がかかるカラーフィルムでSF映画を作ったことも当時としては画期的だったのではないでしょうか。
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妻二人(昭和42年)

タイトルにある「二人」を演じるのは大映専属を貫いた若尾文子と東宝・松竹を経てフリーとなった岡田茉莉子。日本映画界を代表する女優二人は翌昭和43年今井正監督の『不信のとき』にも出演していますが、主演としてぶつかりあう共演作は本作のみです。
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わが愛(昭和35年)

井上靖の小説「通夜の客」を原作としていて、一部では『「通夜の客」より わが愛』というタイトル表示になっています。五所平之助は本作を皮切りとして『白い牙』『猟銃』と井上靖の小説を連続して映画化していて三作ともに佐分利信が主演を務めています。
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江分利満氏の優雅な生活(昭和38年)

サントリー宣伝部でコピーライターをやっていた山口瞳が婦人画報誌に掲載した連作短編が直木賞を受賞し、それに目をつけた東宝のプロデューサー藤本真澄が小林桂樹樹園で映画化したのがこの作品で、監督は川島雄三からバトンタッチした岡本喜八です。
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新幹線大爆破(昭和50年)

新幹線を爆破するという犯人を主人公にした本作は、日本国内では不入りに終わったものの、海外のバイヤーたちから注目を集め、本編を3分の1カットした100分の短縮版はフランスをはじめ世界各国でヒットを記録しました。
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夜の鼓(昭和33年)

近松門左衛門といえば江戸中期(西暦1700年前後)に人形浄瑠璃・歌舞伎の作者として活躍した偉大な戯曲家ですが、近松が書いた「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)という三段の世話物を映画化したのが本作です。
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白い巨塔(昭和41年)

小説「白い巨塔」は大学病院や医学界の内幕を赤裸々に描いて評判を呼び、昭和40年には新潮社から単行本も刊行されました。翌年その小説を映画化したのが経営危機に瀕していた大映で、山本薩夫監督にとっても代表作となりました。
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不良少年(昭和36年)

羽仁進が設立に加わった岩波映画製作所は記録映画を専門に作っていましたが、本作は岩波映画製作所にとっても羽仁進にとっても初めての劇映画です。登場するのは非行経験のある少年たちでもちろん演技経験のない素人ばかりです。
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銀嶺の果て(昭和22年)

学生時代から登山が趣味だった谷口千吉のために黒澤明が冬の北アルプスを銀行強盗三人組が逃走する脚本を書き上げ、谷口千吉にとっての実質的な監督デビュー作となりました。同時に東宝ニューフェイスの一期生として東宝に入社した三船敏郎の初出演作にもなっています。
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原爆の子(昭和27年)

広島で原爆に遭った少年少女たちによる手記を集めた「原爆の子」を近代映画協会と日教組が映画化に取り組んだのですが、新藤兼人が書いた脚本に文句をつけた日教組が離脱して、近代映画協会が劇団民藝と共同で自主製作することになりました。
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