日本映画 本日休診(昭和27年) 井伏鱒二が「別冊文藝春秋」に発表した小説は第一回読売文学賞を受賞していて、松竹の渋谷実監督が映画化しました。「本日休診」の札を掲げたものの次々にいろんな患者が現れたり事件に巻き込まれたりする主人公の町医者を柳永二郎が演じています。 2022.11.19 日本映画昭和二十年代
外国映画 麗しのサブリナ(1954年) オードリー・ヘプバーンが『ローマの休日』に続く主演作に選んだのがこの『麗しのサブリナ』で、ビリー・ワイルダー監督がブロードウェイで上演されることになっていた原作を買い付け、オードリーが主演する前提で脚本化した作品です。 2022.11.18 外国映画1950年代
昭和二十年以前 あの旗を撃て(昭和19年) 太平洋戦争における日本軍のフィリピン攻略でのコレヒドールの戦いを描いていて、フィリピン占領後に製作されたこともあって捕虜になったアメリカ人や現地のフィリピン人が多く出演している珍しい作品です。 2022.11.16 昭和二十年以前日本映画
日本映画 大魔神(昭和41年) 大映は昭和40年に『ガメラ』で特撮映画の分野に進出しましたが、「ガメラ」シリーズの『大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン』の併映作がこの『大魔神』でした。「大魔神」シリーズは京都で製作され、時代劇を得意とする大映京都撮影所の持ち味が十分に発揮されています。 2022.11.14 日本映画昭和四十年代
日本映画 にっぽん昆虫記(昭和38年) 今村昌平監督は軽喜劇とは正反対の「重喜劇」にこだわって人間の本質をえぐり取るような映画を得意としていましたが、その代表作となったのがこの『にっぽん昆虫記』でした。成人映画に指定されたことが話題になり、年間配給収入第一位となる大ヒットを記録しました。 2022.11.11 日本映画昭和三十年代
昭和二十年以前 警察官(昭和8年) 本作は昭和8年の新興キネマの作品でして、松竹の傍系の会社でもありトーキーではなくサイレントで製作されています。しかしながらサイレント映画ならではの映像表現が詰め込まれていて、本分を果たそうとする警察官の奮闘と苦悩を描く内田吐夢の演出力が堪能できる作品です。 2022.11.07 昭和二十年以前日本映画
日本映画 好色一代男(昭和36年) 江戸時代前期に活躍した井原西鶴がはじめて書いた長編物語が原作になっていて、白坂依志夫が脚色したシナリオを増村保造監督が映画化しました。女性との快楽に生きる悦びを見い出す主人公世之介を市川雷蔵がはんなりと演じています。 2022.11.03 日本映画昭和三十年代
昭和二十年以前 ハナ子さん(昭和18年) 昭和18年は太平洋戦争の敗戦を予測する軍人も一部に現れた頃でしたが、そんな時期に映画法の検閲の元で国威発揚映画としてミュージカル映画が作られていたのでした。監督は名前の表記をコロコロ変えるマキノ正博で、「雅弘」ではなく「正博」だったときの作品です。 2022.11.02 昭和二十年以前日本映画
外国映画 オリエント急行殺人事件(1974年) ミステリーの女王とも言われたアガサ・クリスティの小説はクリスティの代表作として愛読された作品で、アガサ・クリスティのファンによる人気投票では必ず上位にランクされ続けています。本作は、1974年の世界興行収入ランキングで14位に入る大ヒットを記録したのでした。 2022.10.31 外国映画1970年代
昭和二十年以前 人生のお荷物(昭和10年) 三女を嫁にやってなお幼い男の子がいるという夫婦の子を思いやる機微を描いた本作は、松竹蒲田が得意としたホームドラマの典型で、五所平之助が監督をつとめました。昭和10年度キネマ旬報ベストテンで第6位にランクインしています。 2022.10.28 昭和二十年以前日本映画