DRAMA

日本映画

女が階段を上る時(昭和35年)

高峰秀子は『秀子の車掌さん』で成瀬巳喜男監督作品に初出演して以来、生涯で17本の成瀬作品に出演してきましたが、その10本目の本作は銀座のバーで働く女たちを主人公にした一種の風俗もので、女性の夜の職業がつぶさに描かれています。
日本映画

女(昭和23年)

木下恵介は戦後松竹に復帰すると昭和21年の『大曾根家の朝』を皮切りに次々に新作を発表していきます。本作は昭和23年4月公開作品ですが、同年7月に『肖像』、11月に『破戒』を発表し、この三作品によって毎日映画コンクール監督賞を獲得しています。
日本映画

砂糖菓子が壊れるとき(昭和42年)

原作となった曾野綾子の小説はマリリン・モンローの半生をモデルにしていて、主人公の映画スター千坂京子を若尾文子が演じています。マリリン・モンローの不幸な生涯を知っているとより楽しめる作品になっています。
外国映画

アラビアのロレンス(1962年)

トーマス・エドワード・ロレンスは実在したイギリス陸軍の軍人で、ロレンス自身が私家版として出版した「知恵の七柱」を原作として厳しい砂漠の自然を背景に壮大なスケールでアラビア半島史を描いた映画は世界中で大ヒットを記録しました。
日本映画

おんなの渦と淵と流れ(昭和39年)

榛葉英治という人が書いた小説を原作として成澤昌茂が脚本に仕上げました。大連で英文学を教えていた男が貞淑な妻と結婚するのですが、その妻が次第に肉体的にも精神的にも陰をもった女性であることを知るというミステリアスな文芸ものになっています。
日本映画

鯨神(昭和37年)

昭和36年下半期に芥川賞を受賞した小説「鯨神」。大映はその映画化権を100万円で獲得したといわれていまして、翌年に大規模なロケーション撮影とスタジオでの特撮を駆使してモノクロながらシネマスコープの大画面で映画化されました。
外国映画

黄金の腕(1955年)

戦後スランプに陥っていたフランク・シナトラは1953年の『地上より永遠に』で見事カムバックを果たし、本作でも「黄金の腕」と呼ばれる腕利きのカードディーラーが麻薬中毒から抜け出せない苦悩を演じて、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
日本映画

驟雨(昭和31年)

本作では子供のいない結婚四年目の夫婦が日常の諍い事を重ねているうちにそれが亀裂へと広がっていく様子を隣家の夫婦や町内会との人間関係を交えてコミカルかつシニカルに描いていて、主役の夫婦は原節子と佐野周二が演じています。
昭和二十年以前

姿三四郎(昭和18年)

黒澤明は富田常雄の原作が出版される広告を見て、プロデューサーの森田信義に「これを買ってください」と頼んだそうです。公開されるや大ヒットを記録して、黒澤明はここから日本を代表する映画監督の道を歩み始めることになったのでした。
外国映画

エデンの東(1955年)

ジェームズ・ディーンは『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』の三本の作品で主演をつとめましたが、1954年に撮影された本作が初主演作品でした。孤独で傷つきやすい青年像をヴィヴィッドに表現した演技はハリウッドにセンセーションを巻き起こすほどでした。
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