1940年代

東京ジョー(1949年)

太平洋戦争終結4年後の1949年にGHQの占領下にあった東京を舞台に、ハンフリー・ボガート演じる主人公が事業を起こそうとして旧日本軍の陰謀に巻き込まれるクライムサスペンス作品で、早川雪洲が黒幕となるバロン・キムラ役で堂々とした貫禄を見せます。
外国映画

ドクトル・ジバゴ(1965年)

デヴィッド・リーンの『アラビアのロレンス』に続く文芸大作で、1965年に公開されました。公開当初は批評家から酷評を浴び、興行収入も冴えませんでしたが、モーリス・ジャールの主題曲「ラーラのテーマ」がヒットするとともに映画の評判も上がりました。
昭和二十年代

泥だらけの青春(昭和29年)

菅井一郎は溝口健二や小津安二郎の監督作品に多く出演した名脇役のひとりですが、本作で初めて監督に挑戦しました。脚本は新藤兼人が書いていて、新藤とコンビを組んでいた吉村公三郎が演出補佐としてクレジットされています。
外国映画

突撃(1957年)

ハンフリー・コッブという人が書いた小説が原作で、第一次大戦の独仏戦における第二次エーヌの戦いを描いています。原題の「Paths of Glory」は「栄光の道は墓に続いている」という詩の一節からとられているそうです。
日本映画

殿さま弥次喜多 怪談道中(昭和33年)

本作は歌舞伎出身で東映の若きスターだった中村錦之助と中村賀津雄(後に中村嘉葎雄と改名)の実の兄弟が共演した弥次喜多もので、お殿様が町民に姿を変えて活躍するという遠山の金さんパターンで東海道の旅を描いています。
外国映画

特攻大作戦(1967年)

ノルマンディ上陸作戦が実行される直前にドイツに潜入してナチス将官たちが集う城館を破壊するという特殊任務を描いた戦争アドベンチャー作品で、その特務部隊が囚人で結成される設定が、その後のアクション映画に多くの影響を及ぼしました。
外国映画

トラフィック(1971年)

『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』『プレイタイム』に続くユロ氏シリーズの第四作にあたる作品で、オランダのアムステルダムで開催される自動車見本市にキャンピングカーをパリの本社から運搬する道中のあれこれを描くロードムービー仕立てになっています。
昭和二十年代

東京五人男(昭和20年)

昭和20年8月の敗戦によって焦土となった東京では料などの物資はすべて政府の統制下におかれた配給に頼っていました。本作はその配給物資を横流しする土地所有者や資本家たちの悪事を徴用から戻って来た五人の男たちが暴く痛快喜劇になっています。
日本映画

逃亡列車(昭和41年)

映画の冒頭、日活のロゴマークが出る前に「この映画の製作に当たっては日本国有鉄道の協力を得ました」というテロップが無音で映し出される通り、中国の旧満州が舞台なのですが、ロケーション撮影は国内で行われ、映画に登場する汽車も国鉄が保有していた蒸気機関車が使われています。
昭和二十年以前

隣の八重ちゃん(昭和9年)

監督は蒲田調を支えていた島津保次郎で、城戸四郎が最も信頼を置く監督だったといわれています。現在では「ホームドラマの元祖」とも呼ばれているこの『隣の八重ちゃん』は、トーキー初期に島津保次郎が放った傑作で、昭和9年度のキネマ旬報ベストテンで第二位に選ばれました。
日本映画

東京の休日(昭和33年)

原節子の呼びかけによって顔を揃えた東宝の人気スターの数は、公開時の宣伝ポスターによると56人にも及んだそうで、次々に繰り広げられるレビューも含めて、まさに日本映画黄金期の東宝映画のゴージャス感を堪能できる娯楽作品の決定版と呼べるでしょう。
昭和二十年以前

土俵祭(昭和19年)

原作は鈴木彦次郎という人が書いた小説で、それを脚色したのが黒澤明です。黒澤は前年の昭和18年に『姿三四郎』で映画監督としてデビューしたばかり。脚本家黒澤明としては『姿三四郎』に続き四作目で、親方の娘との恋愛やライバル力士との勝負を実際の相撲の取組を織り交ぜて描いています。
昭和二十年代

都会の横顔(昭和28年)

ルイ・マル監督の『地下鉄のザジ』ってこの映画のリメイクなんではないかと思ってしまうほどで、ストーリーはないけど銀座の街と人を点描していく手法は昭和28年において清水宏が実現していたのでした。再発見されるべき作品のひとつではないでしょうか。
日本映画

東京湾炎上(昭和50年)

喜山CTS爆破を特撮フィルムとの合成でニセ中継するという着想には驚きました。それってピーター・ハイアムズ監督の『カプリコン1』の先取りではないスか!宇宙船による火星着陸を映像で偽装する『カプリコン1』が1977年製作ですから、ハリウッド映画のネタモトになるくらいのトリックを先行して映画にした事例なのでした。
外国映画

突破口!(1973年)

「Charley Varrick」ってどんな映画なんだかわからないようなタイトルで興行的には大丈夫だったんでしょうか?なんて心配をよそにこの地味で渋めのアクション映画にはファンも多く、クエンティン・タランティーノもその一人らしいです。
昭和二十年以前

桃中軒雲右衛門(昭和11年)

明治末期に浪曲を寄席ではなく劇場の演目に押し上げた実在の浪曲師桃中軒雲右衛門を主人公にして、浪曲をたっぷりと聞かせる芸道ものになっています。
外国映画

トラ・トラ・トラ!(1970年)

「トラ・トラ・トラ」は日本軍による真珠湾攻撃の開始を伝える暗号文。映画の中でも、田村高廣演ずる淵田中佐がゼロ戦の機上から「トラトラトラや」と叫ぶ場面がありました。あくまで「奇襲」が成功したことを伝えるもので、攻撃の成功を報告するものではないんですね。日米合作にあたっては、大変な紆余曲折があり、中でも黒澤明の降板が大きな話題になりました。
タイトルとURLをコピーしました