1950年代

1950年代

花咲ける騎士道(1952年)

原題「Fanfan la Tulipe」のファンファンは主演のジェラール・フィリップが演じる主人公の名前。ハンサムで女性にモデる剣士ファンファンはジェラール・フィリップのイメージにぴったりで、本作以降このファンファンが彼の通称というかあだ名になりました。
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黄金の腕(1955年)

戦後スランプに陥っていたフランク・シナトラは1953年の『地上より永遠に』で見事カムバックを果たし、本作でも「黄金の腕」と呼ばれる腕利きのカードディーラーが麻薬中毒から抜け出せない苦悩を演じて、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
1950年代

渚にて(1959年)

イギリスの小説家ネヴィル・シュートが1957年に発表した小説「On the Beach」をもとにして、プロデューサー出身のスタンリー・クレイマーが自ら製作・監督をつとめて、オーストラリアのメルボルンでロケーション撮影をして映画化しました。
1950年代

シェーン(1953年)

ジャック・シェーファーの原作の評判を大学生の息子から聞いていたジョージ・スティーヴンスは、自ら製作・監督を担当してワイオミングの美しい山々を背景にした抒情的西部劇に仕立て上げ、西部劇としては古典中の古典ともいえる名作となりました。
1950年代

エデンの東(1955年)

ジェームズ・ディーンは『エデンの東』『理由なき反抗』『ジャイアンツ』の三本の作品で主演をつとめましたが、1954年に撮影された本作が初主演作品でした。孤独で傷つきやすい青年像をヴィヴィッドに表現した演技はハリウッドにセンセーションを巻き起こすほどでした。
1950年代

捜索者(1956年)

主演のジョン・ウェインがヒーロー然としておらずジョン・フォードの西部劇としては異色の作りになっていて、後年になってジャン・リュック・ゴダールをはじめとした映画監督たちに再評価されて「最も偉大な西部劇映画」と言われるほどになった作品です。
1950年代

ショウ・ボート(1951年)

ミュージカルを得意とするMGMが1951年にリメイクした作品で、ターザン映画で使用されていたMGMスタジオ内の巨大な池をミシシッピ川に見立て、旅公演を行うコットンブロッサム号が鮮やかなテクニカラーで描かれています。
1950年代

戦争と平和(1956年)

トルストイの「戦争と平和」は当時のソ連では1965年から1967年にかけて4部作として製作されましたが、本作はその10年前に作られたアメリカとイタリアの合作版で、このキング・ヴィダー監督版は3時間30分なので、ソ連版の半分の尺しかありません。
1950年代

尼僧物語(1959年)

フレッド・ジンネマンは原作の映画化権を手に入れたものの、内容が地味だったためになかなか製作会社を見つけることができませんでした。ところがオードリー・ヘプバーンがシスター・ルークを演じたいという意向を示した途端にワーナーブラザーズによる出資が決まりました。
外国映画

大砂塵(1954年)

主演のジョーン・クロフォードは1930年代にMGMのスター女優で本作の撮影時は四十九歳になっていて、ジョニーギターを恋人にする女丈夫を演じています。町民を扇動するマーセデス・マッケンブリッジとの女同士の戦いが話題を呼びました。
1950年代

恐るべき子供たち(1950年)

フランスの詩人ジャン・コクトーが1929年に発表した小説「恐るべき子供たち」をコクトー自身が脚本にしてナレーションをつとめたのが本作です。コクトーは同じ年に『オルフェ』を監督していまして本作はジャン・ピエール・メルヴィルに任せています。
1950年代

サマー・ストック(1950年)

ジュディ・ガーランドはMGMミュージカルを代表するスターでしたが、少女時代からの薬物中毒の影響で心身ともに不安定になり、立て続けに主演作から降板する事態となりました。やっとのことで出演した本作でも現場が混乱し、本作完成後にMGMはジュディとの契約を破棄してしまいます。
1950年代

砂漠の鬼将軍(1951年)

エルヴィン・ロンメルはアフリカ戦線で英国軍と戦った英雄で、大戦中のドイツではヒトラーに次いで国民から人気があったとか。そのロンメルがどんな人で、ドイツ軍の中でどのように振る舞い扱われたのかを丁寧に描いていますので、ヨーロッパ戦争の勉強にもなる映画です。
1950年代

麗しのサブリナ(1954年)

オードリー・ヘプバーンが『ローマの休日』に続く主演作に選んだのがこの『麗しのサブリナ』で、ビリー・ワイルダー監督がブロードウェイで上演されることになっていた原作を買い付け、オードリーが主演する前提で脚本化した作品です。
1950年代

真昼の決闘(1952年)

結婚式の場面から始まり、正午過ぎに行われるガンファイトまで、ほとんどリアルタイムで進んでいきます。その中で協力をもとめる保安官が町民から見放されて孤立無援のまま4対1の対決にのぞまなければならなくなる物語が1時間半で語られる構成になっています。
1950年代

リオ・グランデの砦(1950年)

『アパッチ砦』『黄色いリボン』に続くジョン・フォード監督の「騎兵隊三部作」の最終作にあたる本作は、騎兵隊の中佐が南北戦争をきっかけに疎遠になっていた妻と息子に再会するという展開になっていて、ジョン・ウェインとモーリン・オハラが共演しています。
1950年代

ダイヤルMを廻せ!(1954年)

本作が面白いのはまさに脚本のおかげで、ヒッチコック監督も舞台ものを映画化するときには、キャメラを外に出すなど映画的な撮り方をするのではなくあえて舞台に忠実に撮ったほうがリアリティが出るのだと言って、きわめてベーシックな演出に終始しています。
1950年代

花嫁の父(1950年)

娘を嫁に出すという話は世界中どこでも共通する話題になるわけでして、花嫁の父をスペンサー・トレイシー、花嫁をエリザベス・テイラーが演じた本作は、結婚式をあげるまでのドタバタをコメディ調に描いたアメリカンなホームドラマになっています。
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戦慄の七日間(1950年)

本作はイギリス映画でして、ロンドン・フィルムの製作です。ロンドン・フィルム社はハンガリー出身のアレクサンダー・コルダが設立した映画製作会社で、第二次大戦後はイギリス映画の代表作になった『第三の男』を送り出しています。
1950年代

イヴの総て(1950年)

本作には原作があって、メアリー・オアという人が雑誌「コスモポリタン」に掲載した短編小説「イヴの知恵」がもとになっています。20世紀フォックス社はわずか5000ドルで映画化権を買い取り、アカデミー賞作品賞を受賞する映画に仕立てたのでした。
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