日本映画 智恵子抄(昭和42年) 詩人・彫刻家・画家の高村光太郎による亡き妻に向けた詩集「智恵子抄」は昭和32年に山村聰と原節子の主演で映画になっていますが、本作は光太郎を丹波哲郎、智恵子を岩下志麻が演じた二度目の映画化作品です。 2023.08.03 日本映画昭和四十年代
日本映画 壁あつき部屋(昭和31年) 巣鴨プリズンに収容されていたBC級戦犯の手記を原作として映画が作られたのはGHQによる日本占領が終了した昭和28年でしたが、松竹は劇場公開を見送ってしまい3年後の昭和31年にやっと日の目を見ることになったいわくつきの作品です。 2023.07.31 日本映画昭和三十年代
日本映画 女(昭和23年) 木下恵介は戦後松竹に復帰すると昭和21年の『大曾根家の朝』を皮切りに次々に新作を発表していきます。本作は昭和23年4月公開作品ですが、同年7月に『肖像』、11月に『破戒』を発表し、この三作品によって毎日映画コンクール監督賞を獲得しています。 2023.07.27 日本映画昭和二十年代
日本映画 好人好日(昭和36年) 中野実の原作を松山善三が脚色した物語は、世界的にその業績が注目されている大学の数学教授が主人公になっていて、好きな相手と結婚したい娘とそれを支援する妻の三人家族の情愛が描かれます。舞台となるのは古都奈良で奈良の大仏も登場します。 2023.07.24 日本映画昭和三十年代
日本映画 青空娘(昭和32年) 原作は源氏鶏太が雑誌明星に発表した連載小説で、昭和32年に単行本が出版されるとすぐにラジオドラマ化され、さらに大映で映画化されました。増村保造にとっては監督に昇進して初めて撮った『くちづけ』に続く第二作にあたります。 2023.07.22 日本映画昭和三十年代
外国映画 柔らかい肌(1964年) カイエ・デュ・シネマの評論家だったフランソワ・トリュフォーは『大人は判ってくれない』がカンヌ国際映画祭で監督賞を獲得し、自由に映画を撮れる立場になりました。本作は『ピアニストを撃て』『突然炎のごとく』に続く長編第四作にあたります。 2023.07.17 外国映画1960年代
外国映画 ブレージングサドル(1974年) メル・ブルックスはパロディ映画を得意とした監督で、本作はデビュー作『プロデューサーズ』に続く監督作品です。西部劇映画を完全パロディ化すると同時に、主人公の保安官を黒人にして人種差別をする白人を徹底的に笑いものにすることに成功しました。 2023.07.16 外国映画1970年代
日本映画 砂糖菓子が壊れるとき(昭和42年) 原作となった曾野綾子の小説はマリリン・モンローの半生をモデルにしていて、主人公の映画スター千坂京子を若尾文子が演じています。マリリン・モンローの不幸な生涯を知っているとより楽しめる作品になっています。 2023.07.15 日本映画昭和四十年代
日本映画 穴(昭和32年) 市川崑作品としては、製作順でいうと本作は『炎上』のひとつ前にあたります。京マチ子を犯罪に巻き込まれるルポルタージュ記者役に起用して、コメディエンヌとしての才能を引き出したのが特徴で、原作ものではなく久里子亭のオリジナル脚本に注目です。 2023.07.12 日本映画昭和三十年代
日本映画 妖星ゴラス(昭和37年) 円谷英二は戦前から東宝で特撮映画に取り組んでいましたが、その作品数が50本になることを記念して製作費3億8千万円、撮影日数300日を投じて作られたのが本作、東宝特撮映画を世に送り出し続けた田中友幸がプロデューサーをつとめています。 2023.07.06 日本映画昭和三十年代