外国映画

アラビアのロレンス(1962年)

トーマス・エドワード・ロレンスは実在したイギリス陸軍の軍人で、ロレンス自身が私家版として出版した「知恵の七柱」を原作として厳しい砂漠の自然を背景に壮大なスケールでアラビア半島史を描いた映画は世界中で大ヒットを記録しました。
日本映画

おんなの渦と淵と流れ(昭和39年)

榛葉英治という人が書いた小説を原作として成澤昌茂が脚本に仕上げました。大連で英文学を教えていた男が貞淑な妻と結婚するのですが、その妻が次第に肉体的にも精神的にも陰をもった女性であることを知るというミステリアスな文芸ものになっています。
1940年代

アンナ・カレニナ(1948年)

原作はトルストイが1877年に発表した「アンナ・カレーニナ」で、本作は主人公のアンナをヴィヴィアン・リーが演じた三度目の映画化作品です。本作はロンドン・フィルムが製作していますので、デュヴィヴィエが一時的にイギリスに招かれて監督した作品のようです。
日本映画

悪の階段(昭和40年)

南條範夫の「おれの夢は」という小説を原作にして、鈴木英夫が自ら脚色して監督しました。東宝は明朗快活なサラリーマンものを得意ジャンルとしていましたから、本作のような完全犯罪を狙って現金強奪を企てる四人組のお話は割と珍しい部類に入ります。
外国映画

トラフィック(1971年)

『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』『プレイタイム』に続くユロ氏シリーズの第四作にあたる作品で、オランダのアムステルダムで開催される自動車見本市にキャンピングカーをパリの本社から運搬する道中のあれこれを描くロードムービー仕立てになっています。
外国映画

大脱走(1963年)

オーストラリア空軍パイロットのポール・ブリックヒルが戦後に捕虜収容所の経験をノンフィクションとして発表。ジョン・スタージェスはすぐにその映画化権を入手しましたが、製作費の工面がなかなか進まず、10年以上経ってからやっと製作に着手することができました。
日本映画

鯨神(昭和37年)

昭和36年下半期に芥川賞を受賞した小説「鯨神」。大映はその映画化権を100万円で獲得したといわれていまして、翌年に大規模なロケーション撮影とスタジオでの特撮を駆使してモノクロながらシネマスコープの大画面で映画化されました。
外国映画

黄金の腕(1955年)

戦後スランプに陥っていたフランク・シナトラは1953年の『地上より永遠に』で見事カムバックを果たし、本作でも「黄金の腕」と呼ばれる腕利きのカードディーラーが麻薬中毒から抜け出せない苦悩を演じて、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。
日本映画

斬る(昭和37年)

原作は「眠狂四郎シリーズ」で有名な柴田錬三郎の「梅一枝」という小説で、主人公の江戸時代末期の剣客・高倉新吾を市川雷蔵が演じていまして、大映京都撮影所の屋台骨を支えていた三隈研次が監督をつとめました。
1940年代

オール・ザ・キングスメン(1949年)

ハリウッドにしては珍しく政治の裏側に潜む腐敗を暴き立てたような作品になっていまして、1949年度アカデミー賞作品賞を受賞したにもかかわらず、GHQ占領下にあった日本では公開されず、日本での初上映は1976年のロッキード事件の最中になったのでした。
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