SOCIAL

1940年代

紳士協定(1947年)

ハリウッドではアメリカ社会の背後に潜む反ユダヤ主義(Anti-Semitism)を取り上げることはタブーとされていましたが、20世紀フォックスのダリル・F・ザナックは初めてこのテーマを真正面から取り上げた映画を製作しました。
日本映画

江分利満氏の優雅な生活(昭和38年)

サントリー宣伝部でコピーライターをやっていた山口瞳が婦人画報誌に掲載した連作短編が直木賞を受賞し、それに目をつけた東宝のプロデューサー藤本真澄が小林桂樹樹園で映画化したのがこの作品で、監督は川島雄三からバトンタッチした岡本喜八です。
日本映画

白い巨塔(昭和41年)

小説「白い巨塔」は大学病院や医学界の内幕を赤裸々に描いて評判を呼び、昭和40年には新潮社から単行本も刊行されました。翌年その小説を映画化したのが経営危機に瀕していた大映で、山本薩夫監督にとっても代表作となりました。
日本映画

血は渇いてる(昭和35年)

『ろくでなし』で監督昇格を果たした吉田喜重はマスコミが「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」と名付けた勢いに乗って監督第二作を公開しました。企業の宣伝広告やマスコミを揶揄する風刺的な社会劇になっていて、マスコミに反転攻勢するような姿勢を示しました。
日本映画

乾いた湖(昭和35年)

昭和35年4月『恋の片道切符』で監督デビューした篠田正浩の第二作で、岩下志麻のスクリーンデビュー作でもあります。松竹ヌーヴェル・ヴァーグの流れにのって8月末に公開された本作は6月に自然成立した日米新安全保障条約をめぐる安保闘争を題材にしています。
日本映画

その壁を砕け(昭和34年)

自分の車を買った修理工が殺人事件の犯人にされてしまう事件を描いた社会派サスペンスで、事件から捜査、法廷へと展開していく物語は非常に緊迫していて、1時間40分の上映時間があっという間に過ぎていく緊張感に満ちた作品にまとまっています。
1940年代

オール・ザ・キングスメン(1949年)

ハリウッドにしては珍しく政治の裏側に潜む腐敗を暴き立てたような作品になっていまして、1949年度アカデミー賞作品賞を受賞したにもかかわらず、GHQ占領下にあった日本では公開されず、日本での初上映は1976年のロッキード事件の最中になったのでした。
日本映画

プーサン(昭和28年)

原案となったのは漫画家の横山泰三が新聞に連載していた4コマ漫画の「プーサン」と「ミス・ガンコ」。4コマ漫画的なセリフやオチが様々なところに散りばめられつつ、昭和28年の日本の社会を冷静に記録するような風刺劇になっています。
日本映画

民衆の敵(昭和21年)

終戦の翌年に今井正監督が撮った東宝作品です。戦後初の衆議院議員選挙が行われたのは昭和20年4月10日のことでしたが、本作はその2週間後に封切られていて、戦時中に中小工場の軍需工場化と増産を進めた財閥を痛烈に批判する内容になっています。
日本映画

女性の勝利(昭和21年)

戦時中は『元禄忠臣蔵』など国策映画の流れにのった溝口健二でしたが、占領下ではGHQの方針にそって女性の地位向上をうたった「女性解放三部作」に取り組むことになります。本作はその一作目にあたり、女性弁護士が男性優位の封建的な考え方に固執する検事と対峙する姿を描いています。
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