1970年代

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カンバセーション …盗聴…(1974年)

フランシス・フォード・コッポラの「アメリカン・ゾエトロープ」とパラマウント映画が共同製作して興行的には今ひとつに終わったものの、1974年度のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞するなど内容的には高い評価を受けました。
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ミツバチのささやき(1973年)

1940年にスペインのバスク地方に生まれたビクトル・エリセが三十三歳のときに発表した長編第一作で、スペイン内戦直後の農村に住む家族を主人公にして次女アナの視点で描いた一種のファンタジーともいえる作品です。
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ブレージングサドル(1974年)

メル・ブルックスはパロディ映画を得意とした監督で、本作はデビュー作『プロデューサーズ』に続く監督作品です。西部劇映画を完全パロディ化すると同時に、主人公の保安官を黒人にして人種差別をする白人を徹底的に笑いものにすることに成功しました。
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トラフィック(1971年)

『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』『プレイタイム』に続くユロ氏シリーズの第四作にあたる作品で、オランダのアムステルダムで開催される自動車見本市にキャンピングカーをパリの本社から運搬する道中のあれこれを描くロードムービー仕立てになっています。
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007ダイヤモンドは永遠に(1971年)

『女王陛下の007』でボンド役を演じたジョージ・レーゼンビーは次作には出演しないと明言していたため、ハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリの製作コンビは125万ドルという破格のギャラを支払ってショーン・コネリーを復帰させることになりました。
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ホット・ロック(1972年)

「サハラの宝石」というダイアモンドを盗み出すのですがダイアモンドそのものをなかなか手に入れられないという犯罪喜劇で、ロバート・レッドフォードと仲間三人が互いの得意分野を活かした盗みのプロとしてチームプレーを働く展開になっています。
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華麗なる大泥棒(1971年)

ジャン・ポール・ベルモンドが演じる宝石泥棒がエメラルドを奪って逃げようとするのをオマー・シャリフ演じる警視があの手この手で阻止するという泥棒対警視のアクション映画で、ベルモンドは例によってほとんどのアクションシーンをスタントなしでこなしています。
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オリエント急行殺人事件(1974年)

ミステリーの女王とも言われたアガサ・クリスティの小説はクリスティの代表作として愛読された作品で、アガサ・クリスティのファンによる人気投票では必ず上位にランクされ続けています。本作は、1974年の世界興行収入ランキングで14位に入る大ヒットを記録したのでした。
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ロンゲスト・ヤード(1974年)

原作のアル・ラディも監督のロバート・アルドリッチもたぶんこのゲームそのものを映画にしたかったんではないかと思うほど、ゲームに至るまでの鈍な展開をひっくり返すようなゲーム後のエキサイティングの展開と演出が冴えわたっていました。
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ひまわり(1970年)

第二次大戦中に結婚した二人ですが、夫がイタリア軍のロシア戦線に派遣されたまま戦争終結後も帰還せず、妻が単身ソ連へ夫を探しに行くという物語で、戦争によって普通の夫婦が引き裂かれる悲劇を描いています。
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