1970年代

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リオ・ロボ(1970年)

1977年に亡くなったハワード・ホークスにとっての遺作になったのがこの映画です。撮影時にハワード・ホークスは七十四歳、ジョン・ウェインは六十三歳。二人の年齢が西部劇というジャンル自体が消滅しそうな時代を象徴しているともいえるでしょう。
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突破口!(1973年)

「Charley Varrick」ってどんな映画なんだかわからないようなタイトルで興行的には大丈夫だったんでしょうか?なんて心配をよそにこの地味で渋めのアクション映画にはファンも多く、クエンティン・タランティーノもその一人らしいです。
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荒野のストレンジャー(1973年)

西部劇というよりはひとつの小さな町を舞台にして市井の人々による無関係・無関心な姿勢がいかに卑劣なものであるかを糾弾するような、そんな復讐劇になっていましす。
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追憶(1973年)

70年代前半のハリウッドで最も注目を集めていた超人気俳優の共演ということだけで大いに話題になった作品ですが、その内容は単なる恋愛ストーリーではなく、第二次大戦前後の政治を動きを背景とした社会劇でもありまして、そこに監督のシドニー・ポラックと脚本のアーサー・ローレンツのこだわりが強く反映されています。
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シノーラ(1972年)

邦題になっているシノーラとは、本作の舞台であるメキシコ国境近い町の名前。原題はイーストウッドが演じる主人公「Joe Kidd」でして、なぜ日本公開にあたって誰も知らない町の名前にしたのか全く理解できません。
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ウエストワールド(1973年)

マイケル・クライトンは小説家でもあり映画監督でもあり脚本家でもあるオールラウンダー。1990年に書いた小説「ジュラシック・パーク」はスティーヴン・スピルバーグとユニバーサル・ピクチャーズに50万ドルで映画化権を売ることになるのですが、本作は公開当時、やや毛色の変わったB級大作といった感じでした。今見ると確かに『ジュラシック・パーク』につながる内容になっているところが興味深いです。
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エクソシスト(1973年)

エクソシストとは悪魔祓い師のこと。少女に取り憑いた悪魔とエクソシストの対決がクライマックスとなります。昭和49年に本作が日本で公開されるとオカルトブームが世間を席巻して、ユリ・ゲラーの超能力と相俟って超常現象に注目が集まりました。
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燃えよドラゴン(1973年)

ブルース・リーの登場によってカンフーブームは世界を席巻して、子どもたちはみんなヌンチャクもどきを振り回しながら「アチョー!」と叫ぶようになりました。それくらいインパクトがあった『燃えよドラゴン』ですが、プレミア上映の3週間前にブルース・リーは突然亡くなってしまいます。
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ブラック・サンデー(1977年)

原作は「羊たちの沈黙」などのレクター博士シリーズで有名なトマス・ハリスのデビュー作。パレスチナゲリラとモサドの戦いを描いていることから、日本では公開直前に映画館を爆破するという脅迫状が届き、上映中止に追い込まれたいわくつきの作品です。
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スティング(1973年)

主演のポール・ニューマンとロバート・レッドフォードは『明日に向って撃て!』で共演していて、ジョージ・ロイ・ヒル監督が再び二人の共演を実現させました。
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