日本映画

顔役暁に死す(昭和36年)

監督の岡本喜八は『独立愚連隊西へ』ですでに加山雄三を主演に抜擢していましたので、そのキャラクターを最大限に引き出しながら、地方都市で縄張り争いをするギャング集団の抗争をさまざまな映像テクニックを使って描いています。
日本映画

血槍富士(昭和30年)

内田吐夢がやっと日本に帰って来て、入社した東映で最初に撮ったのがこの『血槍富士』です。原作が井上金太郎となっている通り、井上が昭和2年に監督した『道中悲記』という映画がもとになっていて、主役の槍持ち権八を片岡千恵蔵が演じています。
外国映画

リオ・ロボ(1970年)

1977年に亡くなったハワード・ホークスにとっての遺作になったのがこの映画です。撮影時にハワード・ホークスは七十四歳、ジョン・ウェインは六十三歳。二人の年齢が西部劇というジャンル自体が消滅しそうな時代を象徴しているともいえるでしょう。
日本映画

眠狂四郎 殺法帖(昭和38年)

眠狂四郎というキャラクターをどのように映像化するのかがまだ定まっていない感じがして、雷蔵も机竜之介ほどにピカレスクに演じるのは違うと思ったのでしょうか、笑ったり情けをかけたりする人間味がところどころに垣間見えてはっきりしない演技になっていました。
外国映画

イヴの総て(1950年)

本作には原作があって、メアリー・オアという人が雑誌「コスモポリタン」に掲載した短編小説「イヴの知恵」がもとになっています。20世紀フォックス社はわずか5000ドルで映画化権を買い取り、アカデミー賞作品賞を受賞する映画に仕立てたのでした。
1940年代

素晴らしき哉、人生!(1946年)

1946年の公開時にはあまりヒットしなかったのが、TVで放映されるようになると人気が高まり、毎年クリスマスにこの映画をTVで見てアメリカの良心を再確認するのがアメリカ一般家庭の定番行事になっていったのでした。
日本映画

しとやかな獣(昭和37年)

東京の晴海団地を舞台にして、芸能プロダクション経営者や流行作家などの金持ちから金を騙し取ってしたたかに寄生生活をする四人家族を主人公にした物語が繰り広げられます。
日本映画

日本侠客伝(昭和39年)

本作はその中でも高倉健を初めて主役に据えた「日本侠客伝」シリーズの記念すべき第一作にあたります。ただし東映としては高倉健単独主演ではまだ興行面で不十分だと考えたようで、特別出演として中村錦之助をもうひとりの主役に起用しました。
日本映画

ボクサー(昭和52年)

寺山修司がメジャー映画会社の東映で監督をつとめることになったのは、同年の春にシルベスター・スタローンの『ロッキー』が公開されて大ヒットを記録したからでした。新人歌手として売り出していた清水健太郎を主役に抜擢したこともあり話題作として注目を集めたのでした。
外国映画

俺たちに明日はない(1967年)

原題の「Bonnie and Clyde」のとおり、1930年代にアメリカ中西部で銀行強盗を働いたボニー・パーカーとクライド・バロウのコンビを主人公にしていまして、アメリカンニューシネマの嚆矢ともいえる作品です。
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