日本映画

女(昭和23年)

木下恵介は戦後松竹に復帰すると昭和21年の『大曾根家の朝』を皮切りに次々に新作を発表していきます。本作は昭和23年4月公開作品ですが、同年7月に『肖像』、11月に『破戒』を発表し、この三作品によって毎日映画コンクール監督賞を獲得しています。
日本映画

好人好日(昭和36年)

中野実の原作を松山善三が脚色した物語は、世界的にその業績が注目されている大学の数学教授が主人公になっていて、好きな相手と結婚したい娘とそれを支援する妻の三人家族の情愛が描かれます。舞台となるのは古都奈良で奈良の大仏も登場します。
日本映画

青空娘(昭和32年)

原作は源氏鶏太が雑誌明星に発表した連載小説で、昭和32年に単行本が出版されるとすぐにラジオドラマ化され、さらに大映で映画化されました。増村保造にとっては監督に昇進して初めて撮った『くちづけ』に続く第二作にあたります。
外国映画

柔らかい肌(1964年)

カイエ・デュ・シネマの評論家だったフランソワ・トリュフォーは『大人は判ってくれない』がカンヌ国際映画祭で監督賞を獲得し、自由に映画を撮れる立場になりました。本作は『ピアニストを撃て』『突然炎のごとく』に続く長編第四作にあたります。
外国映画

ブレージングサドル(1974年)

メル・ブルックスはパロディ映画を得意とした監督で、本作はデビュー作『プロデューサーズ』に続く監督作品です。西部劇映画を完全パロディ化すると同時に、主人公の保安官を黒人にして人種差別をする白人を徹底的に笑いものにすることに成功しました。
日本映画

砂糖菓子が壊れるとき(昭和42年)

原作となった曾野綾子の小説はマリリン・モンローの半生をモデルにしていて、主人公の映画スター千坂京子を若尾文子が演じています。マリリン・モンローの不幸な生涯を知っているとより楽しめる作品になっています。
日本映画

穴(昭和32年)

市川崑作品としては、製作順でいうと本作は『炎上』のひとつ前にあたります。京マチ子を犯罪に巻き込まれるルポルタージュ記者役に起用して、コメディエンヌとしての才能を引き出したのが特徴で、原作ものではなく久里子亭のオリジナル脚本に注目です。
日本映画

妖星ゴラス(昭和37年)

円谷英二は戦前から東宝で特撮映画に取り組んでいましたが、その作品数が50本になることを記念して製作費3億8千万円、撮影日数300日を投じて作られたのが本作、東宝特撮映画を世に送り出し続けた田中友幸がプロデューサーをつとめています。
1940年代

アメリカ交響楽(1945年)

ポピュラー音楽からクラシック音楽まで20世紀のアメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンの伝記映画となっていて、ガーシュインが作曲した数々のスタンダードナンバーとコンサート用のクラシック音楽が次々に紹介される音楽映画でもあります。
日本映画

貸間あり(昭和34年)

松竹出身の川島雄三は映画製作を再開した日活に誘われて『幕末太陽傳』を発表しましたが、昭和32年に東宝系の製作会社東京映画に移籍しました。同じ貸家に暮らす人々を描いた井伏鱒二の小説を原作とした本作は、東京映画での四本目の作品にあたります。
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