MASTERPIECE

外国映画

大脱走(1963年)

オーストラリア空軍パイロットのポール・ブリックヒルが戦後に捕虜収容所の経験をノンフィクションとして発表。ジョン・スタージェスはすぐにその映画化権を入手しましたが、製作費の工面がなかなか進まず、10年以上経ってからやっと製作に着手することができました。
外国映画

ロシュフォールの恋人たち(1967年)

『シェルブールの雨傘』に続き四年ぶりにジャック・ドゥミ監督が音楽家ミシェル・ルグランとコンビを組んで作ったフレンチミュージカルで、港町ロシュフォールを舞台にエスプリの利いたさまざまな恋愛ストーリーが軽快に語られていきます。
日本映画

驟雨(昭和31年)

本作では子供のいない結婚四年目の夫婦が日常の諍い事を重ねているうちにそれが亀裂へと広がっていく様子を隣家の夫婦や町内会との人間関係を交えてコミカルかつシニカルに描いていて、主役の夫婦は原節子と佐野周二が演じています。
昭和二十年以前

姿三四郎(昭和18年)

黒澤明は富田常雄の原作が出版される広告を見て、プロデューサーの森田信義に「これを買ってください」と頼んだそうです。公開されるや大ヒットを記録して、黒澤明はここから日本を代表する映画監督の道を歩み始めることになったのでした。
外国映画

シェーン(1953年)

ジャック・シェーファーの原作の評判を大学生の息子から聞いていたジョージ・スティーヴンスは、自ら製作・監督を担当してワイオミングの美しい山々を背景にした抒情的西部劇に仕立て上げ、西部劇としては古典中の古典ともいえる名作となりました。
外国映画

寒い国から帰ったスパイ(1965年)

原作はイギリス秘密情報部にいた経験もあるジョン・ル・カレの代表作で、1963年に出版された小説は二年後に映画化されることになりました。東西冷戦真っ只中の時代において諜報部同士が裏の裏をかきあうスパイの実態を描き出していて、本作はそれをほぼ忠実に映画化しています。
日本映画

濡れ髪牡丹(昭和36年)

「濡れ髪シリーズ」は市川雷蔵が身分や腕前を隠しながら修行したり旅に出たりというコメディタッチの時代劇連作で、この『濡れ髪牡丹』では雷蔵がなんでもこなす万能な股旅姿の侍に扮していて、町一番の大親分京マチ子の婿候補になるという設定です。
外国映画

黄金の七人(1965年)

スイス銀行の電子制御された金庫から7トンの金塊を盗み出す教授と6人の盗みの専門家たちに超グラマラスな謎の美女がからむ痛快でゴキゲンな犯罪喜劇で、1972年にスタートした「水曜ロードショー」の記念すべき初回放映作品でもあります。
日本映画

野菊の如き君なりき(昭和30年)

木下恵介は昭和29年に『二十四の瞳』を発表してキャリアの頂点に達しましたが、映画に対する実験的精神はとどまるところを知らず、本作では映画の大半を占める回想シーンを白い楕円形のフレームで囲うという試みを行っています。
外国映画

欲望(1966年)

主人公の写真家デヴィッド・ヘミングスがたまたま撮影したフィルムを現像して、印画紙に拡大するとそこに映っていたものは…というサスペンス仕立てになっていると同時に、見るとか映すとかいう行為の意味を突き詰めていくような哲学的な作品になっています。
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