日本映画 からみ合い(昭和37年) こんにちは。大船シネマ館主よのきちです。今日の映画は、小林正樹監督の『からみ合い』です。原作を書いた南條範夫は直木賞受賞作家で、どちらかといえば歴史小説や時代小説が本業の人。そんな南條範夫の遺産にまつわる推理小説を小林正樹監督が映画化しました。製作は文芸プロダクションにんじんくらぶで、設立者の一人である岸恵子が主演しています。配給は松竹ですが、松竹っぽくない乾いた演出が印象的な作品です。 2022.02.09 日本映画昭和三十年代
日本映画 日本の悲劇(昭和28年) 本作はキネマ旬報年間ベストテンで第六位に入っていますが、内容的には最も戦後の世相を反映した母子の悲劇を描いていて、明朗なイメージのある木下恵介監督の中では極めて社会性の強い作品になっています。 2022.01.04 日本映画昭和二十年代
日本映画 赤坂の姉妹より 夜の肌(昭和35年) なんでこんな三流エロ小説のようなヘンテコな題名にしてしまったんでしょうか。三姉妹の長女と次女を淡島千景・新珠三千代が演じていて、その演技合戦が見どころです。 2021.12.13 日本映画昭和三十年代
日本映画 波の塔(昭和35年) 政治家への贈賄事件が絡むものの基本的には青年が人妻の女性と不倫におちる松本清張の恋愛小説が原作です。清張の小説を映画化するのは一種のブームのようになっていて、昭和32年の『顔』を筆頭に昭和40年までになんと二十作が映画化されています。 2021.12.09 日本映画昭和三十年代
1940年代 我等の生涯の最良の年(1946年) 作が製作されたのは太平洋戦争が終わった翌年の1946年。まさに大戦からの帰還兵が本国に戻った後、戦争で傷ついた心身をどう癒すか、あるいはどうやって定職を得るかなどが社会問題化していた時期でした。 2021.11.22 1940年代外国映画
日本映画 黒の試走車(昭和37年) 「試走車」と書いて「テストカー」と読ませるこの映画がヒットしたおかげで、「黒の~」というタイトルの大映映画「黒シリーズ」は昭和39年までの三年間で11作目まで作られることになりました。 2021.11.06 日本映画昭和三十年代
昭和二十年以前 土(昭和14年) 昭和14年の日活映画で、製作当時は15巻・142分の大作だったそうです。その後、フィルムが散逸して、映画の最初と最後が失われたバージョンがドイツで発見され、その93分バージョンが現存版として残っています。 2021.10.15 昭和二十年以前日本映画