1940年代

鉄路の斗い(1946年)

第二次大戦で連合軍がノルマンディー上陸作戦を決行した際にフランスの鉄道労働者たちが激しいレジスタンス活動を行い、ドイツ軍の兵站網を破壊する姿を描いていて、第二次大戦終結翌年の1946年に製作されました。ルネ・クレマンの初めての長編劇映画です。
日本映画

宇宙人東京に現わる(昭和31年)

大映が『地獄門』で日本初のイーストマンカラー作品を作り時代劇の衣裳を豪華絢爛な総天然色で映像化してから三年後に、予算がかかるカラーフィルムでSF映画を作ったことも当時としては画期的だったのではないでしょうか。
1940年代

落ちた偶像(1948年)

グレアム・グリーンとキャロル・リードのコンビは翌1949年にオールタイムベストに必ずランクされる『第三の男』を作りますが、本作はその共同作業の土台を作るきっかけとなると同時に、トップクラスのサスペンス作品となっています。
日本映画

妻二人(昭和42年)

タイトルにある「二人」を演じるのは大映専属を貫いた若尾文子と東宝・松竹を経てフリーとなった岡田茉莉子。日本映画界を代表する女優二人は翌昭和43年今井正監督の『不信のとき』にも出演していますが、主演としてぶつかりあう共演作は本作のみです。
1940年代

犯罪河岸(1947年)

第二次大戦中に監督したサスペンス映画で注目を浴びたアンリ・ジョルジュ・クルーゾーは対独協力を疑われて表立った活動ができなくなっていましたが、ジャン・コクトーらの支援を得て、この『犯罪河岸』で映画界に見事復帰を果たしました。
日本映画

わが愛(昭和35年)

井上靖の小説「通夜の客」を原作としていて、一部では『「通夜の客」より わが愛』というタイトル表示になっています。五所平之助は本作を皮切りとして『白い牙』『猟銃』と井上靖の小説を連続して映画化していて三作ともに佐分利信が主演を務めています。
1940年代

十字砲火(1947年)

原作は後に『熱いトタン屋根の猫』や『プロフェッショナル』の脚本・監督を務めることになるリチャード・ブルックスが書いた小説で、RKOラジオピクチャーズのエイドリアン・スコットがプロデューサーとなって映画化されました。
日本映画

江分利満氏の優雅な生活(昭和38年)

サントリー宣伝部でコピーライターをやっていた山口瞳が婦人画報誌に掲載した連作短編が直木賞を受賞し、それに目をつけた東宝のプロデューサー藤本真澄が小林桂樹樹園で映画化したのがこの作品で、監督は川島雄三からバトンタッチした岡本喜八です。
日本映画

新幹線大爆破(昭和50年)

新幹線を爆破するという犯人を主人公にした本作は、日本国内では不入りに終わったものの、海外のバイヤーたちから注目を集め、本編を3分の1カットした100分の短縮版はフランスをはじめ世界各国でヒットを記録しました。
日本映画

夜の鼓(昭和33年)

近松門左衛門といえば江戸中期(西暦1700年前後)に人形浄瑠璃・歌舞伎の作者として活躍した偉大な戯曲家ですが、近松が書いた「堀川波鼓」(ほりかわなみのつづみ)という三段の世話物を映画化したのが本作です。
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