外国映画

ロンゲスト・ヤード(1974年)

原作のアル・ラディも監督のロバート・アルドリッチもたぶんこのゲームそのものを映画にしたかったんではないかと思うほど、ゲームに至るまでの鈍な展開をひっくり返すようなゲーム後のエキサイティングの展開と演出が冴えわたっていました。
日本映画

みれん(昭和38年)

出家して寂聴を名乗る前の瀬戸内晴美が書いた『夏の終わり』という小説で、瀬戸内晴美はこの作品で昭和38年度女流文学賞を受賞しています。映画化にあたっては、瀬戸内晴美本人がモデルとなっている主人公を池内淳子が演じています。
外国映画

ひまわり(1970年)

第二次大戦中に結婚した二人ですが、夫がイタリア軍のロシア戦線に派遣されたまま戦争終結後も帰還せず、妻が単身ソ連へ夫を探しに行くという物語で、戦争によって普通の夫婦が引き裂かれる悲劇を描いています。
昭和二十年以前

妻よ薔薇のやうに(昭和10年)

原作は中野実という人が書いた戯曲「二人妻」で、クレジットタイトルでは「二人妻」のほうが大きく出ていて、"妻よ薔薇のやうに”は下の方にサブタイトル的扱いになっています。でも映画情報サイトなどでみると「二人妻」を正式な題名にしているところはひとつもありません。
外国映画

大頭脳(1969年)

主演のジャン・ポール・ベルモンドに加えて、デヴィッド・ニーヴンとイーライ・ウォラックが参加して、現金を運搬する列車から強奪する大作戦が三つ巴になって展開されます。基本的には喜劇なのですが、国際色溢れた冒険大作ともいえる作品になっています。
日本映画

東京の休日(昭和33年)

原節子の呼びかけによって顔を揃えた東宝の人気スターの数は、公開時の宣伝ポスターによると56人にも及んだそうで、次々に繰り広げられるレビューも含めて、まさに日本映画黄金期の東宝映画のゴージャス感を堪能できる娯楽作品の決定版と呼べるでしょう。
外国映画

まぼろしの市街戦(1966年)

カルトムービーとして誉れ高い本作ですし、大昔にTVの深夜放映バージョンで見たときにすごく感激した記憶があるので、かなり期待してレストアバージョンを見に行ったのですが、意外にも一番印象的だったのはジュヌヴィエーヴ・ビジョルドでした。
日本映画

昭和残侠伝 血染の唐獅子(昭和42年)

「昭和残侠伝」シリーズ第四作『血染の唐獅子』は第三作の一年後に公開されました。そして第五作は本作の一年半後に作られるので、計算されたようにペースダウンするシリーズものは東映でも珍しかったのではないでしょうか。ともあれ第三作までの佐伯清に変わって、第四作では大御所マキノ雅弘がメガホンをとりました。
外国映画

山猫(1963年)

監督のルキノ・ヴィスコンティはイタリア貴族の出身ですが、シチリアではなくイタリア北部のミラノを地盤とするヴィスコンティ家の傍流の出だそうです。14世紀に建てられたお城の中で育ったことで、ただならぬ審美眼が育まれたのでしょう。
日本映画

任侠清水港(昭和32年)

片岡千恵蔵が江戸時代末期の侠客清水次郎長を演じていまして東映時代劇の俳優たちが総出演するオールスター映画として昭和32年の正月映画として封切られました。イーストマン東映カラーで撮影されたカラー作品ということもあって大ヒット作となり、興行成績トップに輝いています。
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