日本映画 てんやわんや(昭和25年) 原作は獅子文六が毎日新聞に書いた連載小説で、連載終了の翌年すぐに松竹で渋谷実監督によって映画化されました。愛媛県宇和島市は獅子文六の妻の在所で、戦時中宇和島に疎開していた獅子文六が地元のお祭りや名産品、方言などの文化や風習を題材にして小説化した作品だそうです。 2022.10.22 日本映画昭和二十年代
日本映画 あこがれ(昭和41年) 昭和40年の黒澤明監督作品『赤ひげ』でデビューした内藤洋子は翌年に仲代達矢版『大菩薩峠』のお松に出演しましたが、この『あこがれ』が初主演作品となりました。相手役の田村亮は言わずと知れた阪東妻三郎の次男坊で、デビュー三作目で同じく主役に抜擢されています。 2022.10.19 日本映画昭和四十年代
外国映画 馬上の二人(1961年) ジェームズ・スチュワートは西部劇でも活躍していますが、主にアンソニー・マン監督作品が中心でした。本作はキャリアの晩年期にさしかかったジョン・フォード監督がはじめてジェームズ・スチュワートを主演に起用した作品で、リチャード・ウィドマークが共演しています。 2022.10.17 外国映画1960年代
外国映画 007カジノ・ロワイヤル(1967年) 現在的にはダニエル・クレイグ主演で2006年に公開されたバージョンが一般的になっていますが、もとはショーン・コネリーではなくデヴィッド・ニーヴンがジェームズ・ボンドを演じた本作がシリーズの番外編コメディとして知られています。 2022.10.17 外国映画1960年代
昭和二十年以前 その夜の妻(昭和5年) 小津安二郎は松竹蒲田時代にはアメリカナイズされたサイレント映画を次々に製作していまして、本作はその中の一本で、岡田時彦が初めて小津映画の主演をつとめた作品としても有名です。娯楽雑誌「新青年」に掲載された「九時から九時まで」というオスカー・シスゴールという人の小説が原作になっています。 2022.10.14 昭和二十年以前日本映画
日本映画 あなたと私の合言葉 さようなら、今日は(昭和34年) 父親と二人の娘がいる家庭を舞台にしたホームドラマで、父親を佐分利信、娘を若尾文子が演じています。オリジナル脚本の久里子亭は市川崑と妻和田夏十が共作したときの合同ペンネームでアガサ・クリスティをもじってつけられたもので、京マチ子や川口浩がからむ恋愛喜劇に仕立てました。 2022.10.11 日本映画昭和三十年代
日本映画 新馬鹿時代(昭和22年) 昭和22年10月12日に前編が公開され二週間後の10月26日に后編が続いて劇場にかかりました。昭和22年4月に日比谷の有楽座でロッパとエノケンの合同公演が実現し、その余勢を買って東宝が映画化したのがこの『新馬鹿時代』で、合計すると2時間46分にも及ぶ長編喜劇となったのでした。 2022.10.10 日本映画昭和二十年代
外国映画 気狂いピエロ(1965年) ゴダールは長編第一作の『勝手にしやがれ』でフランソワ・トリュフォーとともにヌーヴェル・ヴァーグの寵児となりましたが、長編10作目にあたるこの『気狂いピエロ』は、ヌーヴェル・ヴァーグが到達したひとつの頂点ともいえる映画史的に瞠目すべき作品となりました。 2022.10.09 外国映画1960年代
日本映画 ゼロの焦点(昭和36年) 松本清張が書いた原作は昭和34年の末に光文社の「カッパ・ノベルス」の第一弾として刊行されました。連載休止をはさみながらなんとか完成した小説を松竹の野村芳太郎監督が映画化し、いわゆる清張ものを代表する作品のひとつとなっています。 2022.10.06 日本映画昭和三十年代
日本映画 女性の勝利(昭和21年) 戦時中は『元禄忠臣蔵』など国策映画の流れにのった溝口健二でしたが、占領下ではGHQの方針にそって女性の地位向上をうたった「女性解放三部作」に取り組むことになります。本作はその一作目にあたり、女性弁護士が男性優位の封建的な考え方に固執する検事と対峙する姿を描いています。 2022.10.05 日本映画昭和二十年代