日本映画

忠臣蔵(昭和33年)

日本の時代劇史上最大最高の鉄板コンテンツとして映画界でも繰り返し忠臣蔵ものが作られました。本作は大映が創立18周年記念としてオールスターキャストで製作したものですが、驚くことにシンプルでドンズバの『忠臣蔵』という題名を持つ忠臣蔵映画はこの大映版のみです。
日本映画

血は渇いてる(昭和35年)

『ろくでなし』で監督昇格を果たした吉田喜重はマスコミが「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」と名付けた勢いに乗って監督第二作を公開しました。企業の宣伝広告やマスコミを揶揄する風刺的な社会劇になっていて、マスコミに反転攻勢するような姿勢を示しました。
外国映画

地下室のメロディー(1963年)

第二次大戦の前からギャング映画に主演していたジャン・ギャバンと1960年代にフランス映画界のトップスターのひとりとなったアラン・ドロンの二人が初めて共演した犯罪映画で、カンヌのカジノから10億フランの現金を強奪するお話です。
外国映画

地下鉄のザジ(1960年)

フランスのレーモン・クノーが1959年に発表した小説はすぐに大ベストセラーとなり、舞台で上演されるほどでした。翌年ルイ・マル監督が映画化したのが本作で、その後も漫画になったりラジオドラマが作られたり再舞台化されたりしています。
日本映画

智恵子抄(昭和42年)

詩人・彫刻家・画家の高村光太郎による亡き妻に向けた詩集「智恵子抄」は昭和32年に山村聰と原節子の主演で映画になっていますが、本作は光太郎を丹波哲郎、智恵子を岩下志麻が演じた二度目の映画化作品です。
日本映画

忠臣蔵 櫻花の巻 菊花の巻(昭和34年)

時代劇全盛の昭和30年代には何回も「忠臣蔵」が映画化されていますけれども、この作品は東映にとってはオールスターキャストを集めてカラー、シネマスコープで製作した決定版といえるでしょう。大石内蔵助を片岡千恵蔵がどっしりと演じています。
日本映画

血槍富士(昭和30年)

内田吐夢がやっと日本に帰って来て、入社した東映で最初に撮ったのがこの『血槍富士』です。原作が井上金太郎となっている通り、井上が昭和2年に監督した『道中悲記』という映画がもとになっていて、主役の槍持ち権八を片岡千恵蔵が演じています。
外国映画

地球の静止する日(1951年)

原作はハリー・ベイツという人がパルプマガジンに書いた短編小説で、それを20世紀フォックス社がわずか500ドルで映画化権を買い上げたのだとか。監督のロバート・ワイズは1960年代にミュージカル映画の大作『ウエスト・サイド物語』と『サウンド・オブ・ミュージック』を演出した巨匠です。
日本映画

乳房よ永遠なれ(昭和30年)

中城ふみ子が本作の主人公のモデルとなった歌人で、若月彰がその中城ふみ子を取材して「乳房よ永遠なれ」というタイトルで発表した本が元になっています。田中絹代の監督作品としては、『恋文』『月は上りぬ』に次ぐ三作目。監督業も板についてきた田中絹代が自分らしさを前面に出して作った意欲作といえるでしょう。
外国映画

地球最後の日(1951年)

もとは1933年に発表された小説ですが、宇宙からやってきた天体が地球に衝突するという究極のシチュエーションを扱った最初の作品といわれています。
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