アルフレッド・ヒッチコック

外国映画

ダイヤルMを廻せ!(1954年)

本作が面白いのはまさに脚本のおかげで、ヒッチコック監督も舞台ものを映画化するときには、キャメラを外に出すなど映画的な撮り方をするのではなくあえて舞台に忠実に撮ったほうがリアリティが出るのだと言って、きわめてベーシックな演出に終始しています。
1940年以前

暗殺者の家(1934年)

偶然に暗殺計画の秘密情報を知ってしまったために子供を誘拐されてしまうというストーリーラインは1956年の『知りすぎていた男』でヒッチコック監督自らの手によってリメイクされました。その元になっているのが本作で、ヒッチコックのイギリス時代の傑作とも言われています。
外国映画

北北西に進路を取れ(1959年)

映画の基本を振り返りたいなら、『北北西に進路を取れ』を再見すればそれで十分というくらいに映画とは何かを教えてくれる傑作がこの映画です。いつまでも究極に面白い映画として見続けたい作品ですね。
1940年代

救命艇(1944年)

原作者としてクレジットされているジョン・スタインベックは『怒りの葡萄』や『エデンの東』を描いた小説家で後にノーベル文学賞を受賞する大家。この大御所にヒッチコックはシナリオを依頼したのですが「使い物にならない」とほとんどボツにして、最終的にはジョー・スワーリングというシナリオライターの脚本を採用したそうです。船が撃沈されて遭難した九人が乗ったライフボート。その小さな救命艇の中だけで1時間半が進行するある意味での密室劇で、まるで舞台を見ているような緊迫感があります。
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