外国映画 甘い生活(1960年) ロベルト・ロッセリーニの作品に共同脚本で参加したフェリーニはネオリアリスモ路線を継承して『道』でアカデミー賞外国語映画賞を受賞するまでになりますが、現代社会を痛烈に風刺したこの『甘い生活』がフェリーニにとっての転機になったといわれています。 2022.09.01 外国映画1960年代
日本映画 炎上(昭和33年) 日本映画には「文芸もの」ともいえるジャンルが確実に存在していて、近代文学から現代文学まで小説を映画化した作品は山ほどあるのですが、その中でも『炎上』はトップクラスにランクされる金字塔的作品なのではないでしょうか。 2022.08.31 日本映画昭和三十年代
昭和二十年以前 隣の八重ちゃん(昭和9年) 監督は蒲田調を支えていた島津保次郎で、城戸四郎が最も信頼を置く監督だったといわれています。現在では「ホームドラマの元祖」とも呼ばれているこの『隣の八重ちゃん』は、トーキー初期に島津保次郎が放った傑作で、昭和9年度のキネマ旬報ベストテンで第二位に選ばれました。 2022.08.29 昭和二十年以前日本映画
外国映画 夜霧の恋人たち(1968年) ロマンチックな邦題がついていますが、トリュフォーが自分自身を投影したといわれるキャラクター、アントワーヌ・ドワネルが登場する三作目の作品で、コメディタッチの恋愛劇になっています。本作に続いて『家庭』『逃げ去る恋』が製作されて「アントワーヌ・ドワネルの冒険」シリーズと呼ばれることになります。 2022.08.29 外国映画1960年代
外国映画 ロンゲスト・ヤード(1974年) 原作のアル・ラディも監督のロバート・アルドリッチもたぶんこのゲームそのものを映画にしたかったんではないかと思うほど、ゲームに至るまでの鈍な展開をひっくり返すようなゲーム後のエキサイティングの展開と演出が冴えわたっていました。 2022.08.28 外国映画1970年代
日本映画 みれん(昭和38年) 出家して寂聴を名乗る前の瀬戸内晴美が書いた『夏の終わり』という小説で、瀬戸内晴美はこの作品で昭和38年度女流文学賞を受賞しています。映画化にあたっては、瀬戸内晴美本人がモデルとなっている主人公を池内淳子が演じています。 2022.08.27 日本映画昭和三十年代
外国映画 ひまわり(1970年) 第二次大戦中に結婚した二人ですが、夫がイタリア軍のロシア戦線に派遣されたまま戦争終結後も帰還せず、妻が単身ソ連へ夫を探しに行くという物語で、戦争によって普通の夫婦が引き裂かれる悲劇を描いています。 2022.08.25 外国映画1970年代
昭和二十年以前 妻よ薔薇のやうに(昭和10年) 原作は中野実という人が書いた戯曲「二人妻」で、クレジットタイトルでは「二人妻」のほうが大きく出ていて、"妻よ薔薇のやうに”は下の方にサブタイトル的扱いになっています。でも映画情報サイトなどでみると「二人妻」を正式な題名にしているところはひとつもありません。 2022.08.24 昭和二十年以前日本映画
外国映画 大頭脳(1969年) 主演のジャン・ポール・ベルモンドに加えて、デヴィッド・ニーヴンとイーライ・ウォラックが参加して、現金を運搬する列車から強奪する大作戦が三つ巴になって展開されます。基本的には喜劇なのですが、国際色溢れた冒険大作ともいえる作品になっています。 2022.08.22 外国映画1960年代
日本映画 東京の休日(昭和33年) 原節子の呼びかけによって顔を揃えた東宝の人気スターの数は、公開時の宣伝ポスターによると56人にも及んだそうで、次々に繰り広げられるレビューも含めて、まさに日本映画黄金期の東宝映画のゴージャス感を堪能できる娯楽作品の決定版と呼べるでしょう。 2022.08.19 日本映画昭和三十年代