日本映画 乱れ雲(昭和42年) 交通事故を通じて加山雄三演じる加害者が司葉子演じる被害者家族と知り合い、深い関係になっていく悲恋ドラマです。女性を描くことにおいては右に出るものがいないといわれた成瀬巳喜男監督は本作を完成させた二年後に癌で亡くなっています。 2023.09.06 日本映画昭和四十年代
日本映画 ろくでなし(昭和35年) 昭和35年6月に公開された大島渚監督の『青春残酷物語』をきかっけに松竹の新人監督たちの作品が「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」として売り出されることになりました。本作は翌7月に公開された吉田喜重の第一回監督作品で、吉田喜重自ら脚本を書いています。 2023.09.04 日本映画昭和三十年代
日本映画 お吟さま(昭和37年) 主人公のお吟は豊臣秀吉の茶頭だった千利休の義理の娘で、その波乱に満ちた生涯を小説にしたのが今東光でした。大女優田中絹代にとっては六作目の監督作品となりますが、残念ながら本作以降二度と監督することはありませんでした。 2023.08.30 日本映画昭和三十年代
昭和二十年以前 花咲く港(昭和18年) 松竹で島津保次郎のもとで助監督をしていた木下恵介は本作で初めてメガホンをとることになり、同時に木下作品のほとんどでキャメラを回すことになる楠田浩之もこの作品で撮影助手から撮影技師に昇格を果たしました。 2023.08.28 昭和二十年以前日本映画
日本映画 暖春(昭和40年) 「原作:里見弴・小津安二郎」の通り、昭和38年にNHKで放映されたTVドラマのためのシナリオが元になっていて、中村登監督が松竹で映画化することになりました。早くに父親を亡くした母と娘が主人公というモチーフはまさに小津映画そのものです。 2023.08.24 日本映画昭和四十年代
外国映画 特攻大作戦(1967年) ノルマンディ上陸作戦が実行される直前にドイツに潜入してナチス将官たちが集う城館を破壊するという特殊任務を描いた戦争アドベンチャー作品で、その特務部隊が囚人で結成される設定が、その後のアクション映画に多くの影響を及ぼしました。 2023.08.19 外国映画1960年代
日本映画 旗本退屈男 謎の七色御殿(昭和36年) サイレント映画時代から活躍を続けた時代劇俳優・市川右太衛門は旗本退屈男を当たり役としていて、本作はその28本目の作品にあたります。市川右太衛門が全編に渡って見事な立ち回りを見せる娯楽時代劇に仕上がっています。 2023.08.14 日本映画昭和三十年代
日本映画 拝啓天皇陛下様(昭和38年) 本作は渥美清が主演した三番目の作品で、野村芳太郎監督によって渥美清の個性が存分に発揮された傑作喜劇となりました。この映画を見たフジテレビのスタッフがヒントを得て、TVシリーズの「男はつらいよ」を発想したという話もあるそうです。 2023.08.13 日本映画昭和三十年代
日本映画 ひばり捕物帖 かんざし小判(昭和33年) 東映は美空ひばりを主演にしたいわゆる「ひばり映画」を大量生産しましたが、本作はその中の「ひばり捕物帖シリーズ」の一篇。美空ひばりの歌が堪能できるとともに、お姫様から岡っ引き、歌舞伎役者までまさに七変化の大活躍が楽しめます。 2023.08.09 日本映画昭和三十年代
外国映画 パリで一緒に(1964年) オードリー・ヘプバーンが1954年の『麗しのサブリナ』以来ウィリアム・ホールデンと二度目の共演をした作品で、脚本家がタイピストに打たせて次回作を構想するストーリーをそのまま二人が演じるという二重構造になっています。 2023.08.06 外国映画1960年代