1956年

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十戒(1956年)

1923年製作のサイレント映画『十誡』を大ヒットさせて「史劇の巨匠」とも呼ばれていたセシル・B・デミルが七十五歳のときに自らのプロダクションによりリメイクした3時間40分に及ぶ大作で、製作費は当時の金額で1300万ドルに達しました。
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捜索者(1956年)

主演のジョン・ウェインがヒーロー然としておらずジョン・フォードの西部劇としては異色の作りになっていて、後年になってジャン・リュック・ゴダールをはじめとした映画監督たちに再評価されて「最も偉大な西部劇映画」と言われるほどになった作品です。
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戦争と平和(1956年)

トルストイの「戦争と平和」は当時のソ連では1965年から1967年にかけて4部作として製作されましたが、本作はその10年前に作られたアメリカとイタリアの合作版で、このキング・ヴィダー監督版は3時間30分なので、ソ連版の半分の尺しかありません。
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上流社会(1956年)

音楽・歌・演技・演出、それをとってもデラックスですし、映画全編が品格に満ちています。MGMの黄金時代を象徴する作品で、グレース・ケリーの美しさを堪能できる歴史的な映像遺産として、末永く残していきたいものですね。
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禁断の惑星(1956年)

MGMが1956年に本作を製作するまでは、SF映画といえば宇宙人が地球に攻めてくるといった地球防衛的内容がほとんどで、宇宙や他の惑星を舞台にした作品はほとんど存在しませんでした。そんな中で登場したのが『禁断の惑星』で、今でもSF映画のエポックメーキング的映画として高評価されています。
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80日間世界一周(1956年)

原作はフランスの作家ジュール・ヴェルヌが1873年に発表した冒険小説。ジュール・ヴェルヌは「海底二万哩」や「月世界旅行」を19世紀に発表したSFの元祖ともいえる作家。当時の旅行社が世界一周ツアー企画を売り出していたことにヒントを得て、そこに80日という期限を加えて小説にしたのだそうです。世界各国を巡る楽しい映像が楽しめる本作は、1956年度のアカデミー賞で見事作品賞など5つのオスカーを獲得しました。
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ジャイアンツ(1956年)

「ジャイアンツ」と言われると、すぐにプロ野球を思い出してしまいますが、原題は"Giant"で、エドナ・ファーバーの小説の映画化作品です。ジョージ・スティーヴンスにとっては、西部劇の名作『シェーン』とともに代表作のひとつ。アメリカにおけるテキサスの歴史や風土を体感することができる大作で、3時間20分の上映時間を我慢できる方にはぜひ見ていただきたい長編映画です。
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