昭和42年

日本映画

九ちゃんのでっかい夢(昭和42年)

坂本九を主演に据えながら、莫大な遺産相続とお笑いアクションに歌と踊りを重ね合わせて、文句なしに楽しめる作品に仕立てています。バタくさい素材ながらも軽めの味つけで、ロマンティックな雰囲気も加えるその演出は、松竹というよりは東宝のクレージーキャッツ主演映画に似た感じ。90分まるごと楽しい時間が過ごせます。
日本映画

大巨獣ガッパ(昭和42年)

昭和四十一年七月にテレビで『ウルトラマン』の放映が始まると、怪獣ブームは頂点に。すでに『ガメラ』を生み出していた大映は、昭和四十二年三月『大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス』を大ヒットさせます。同じ月に松竹が『宇宙大怪獣ギララ』を公開すると、そのすぐ翌月には日活がこの『大巨獣ガッパ』を封切りました。日本映画が斜陽の時代、とりあえず怪獣映画を作っとけ、みたいなノリだったのかもしれません。
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