昭和29年

日本映画

泥だらけの青春(昭和29年)

菅井一郎は溝口健二や小津安二郎の監督作品に多く出演した名脇役のひとりですが、本作で初めて監督に挑戦しました。脚本は新藤兼人が書いていて、新藤とコンビを組んでいた吉村公三郎が演出補佐としてクレジットされています。
日本映画

黒い潮(昭和29年)

東京大学文学部卒業の山村聰は俳優業だけに飽き足らず、独立プロ「現代ぷろだくしょん」を立ち上げて『蟹工船』で監督業に進出。本作はその翌年に日活で製作された山村聰の監督第二作にあたり、『蟹工船』に続いて監督兼主演をつとめています。
日本映画

噂の女(昭和29年)

本作は昭和29年3月公開の『山椒大夫』と11月公開の『近松物語』の間の6月に公開されていて、溝口健二はなんと一年に三作を製作したのでした。日本映画史に残る名作にはさまれた形になった本作は、さすがに他の溝口作品よりはやや散漫な作りになっています。
日本映画

女の園(昭和29年)

この映画が『七人の侍』や『山椒大夫』よりも高評価だったとはにわかに信じがたいですね。世界の多くの映画監督たちが、彼らの人生に大きく影響を受けたと明言している黒澤明や溝口健二の作品よりも上のベストテン第二位です。
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