1940年以前

激怒(1936年)

フリッツ・ラングはユダヤ系オーストリア人で、ナチスドイツによる迫害の対象となることをおそれ、ドイツを脱出してパリに滞在後、アメリカに渡りました。本作はフリッツ・ラングがハリウッドのMGMで初めてメガホンをとった作品です。
外国映画

軽蔑(1963年)

『勝手にしやがれ』でヌーヴェル・ヴァーグの一番最後に映画監督デビューを果たしたゴダールは、結婚したアンナ・カリーナを主演にした作品を発表していましたが、本作では当時の世界的女優ブリジット・バルドーが主演に起用されています。
日本映画

原爆の子(昭和27年)

広島で原爆に遭った少年少女たちによる手記を集めた「原爆の子」を近代映画協会と日教組が映画化に取り組んだのですが、新藤兼人が書いた脚本に文句をつけた日教組が離脱して、近代映画協会が劇団民藝と共同で自主製作することになりました。
日本映画

激突!殺人拳(昭和49年)

ブルース・リーの『燃えよドラゴン』の大ヒットに乗って東映が創り出したのがこの「殺人拳シリーズ」で、主演の千葉真一が空手使いの達人として敵をバッタバッタと倒していく肉体派のアクション映画となっています。
昭和二十年以前

警察官(昭和8年)

本作は昭和8年の新興キネマの作品でして、松竹の傍系の会社でもありトーキーではなくサイレントで製作されています。しかしながらサイレント映画ならではの映像表現が詰め込まれていて、本分を果たそうとする警察官の奮闘と苦悩を描く内田吐夢の演出力が堪能できる作品です。
日本映画

警察日記(昭和30年)

小さな町の警察署で様々な人々の事件や困りごとがスケッチのように描かれていく本作は、伊藤永之介という人が書いた小説がもとになっていて、秋田県出身の伊藤永之介は昭和初期からプロレタリア文学の作家として活躍し農村をテーマにした小説を多く残した人だそうです。
昭和二十年以前

決戦の大空へ(昭和18年)

この映画が製作・公開されたのは昭和18年。原節子が主演している東宝製作の映画ですが、クレジットには「海軍省検閲済み」「情報局国民映画」と出てくる通り、海軍による国策映画として作られました。
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