日本映画

血と砂(昭和40年)

岡本喜八監督は『独立愚連隊』など中国大陸の荒涼とした土地を舞台にした戦争映画を一貫して撮っていまして、本作もその系譜にあたる一作です。主演は岡本喜八と盟友関係にあった三船敏郎で、三船プロダクションが製作も担当しています。
外国映画

ピアニストを撃て(1960年)

『大人は判ってくれない』で1959年度カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したフランソワ・トリュフォーの長編第二作で、人気歌手のシャルル・アズナブールを主演に起用したクライムスリラー仕立ての作品になっています。
日本映画

乾いた花(昭和39年)

石原慎太郎が昭和33年に「新潮」6月号に発表した短編小説「渇いた花」を原作とした作品で、昭和38年に完成していたにもかかわらず、8ヶ月遅れて公開されました。篠田正浩は松竹の監督でしたが、本作は文芸プロダクションにんじんくらぶが製作しています。
外国映画

ヴェラクルス(1954年)

南北戦争終結後、グループを組んでメキシコに流れていく南軍兵士たちの中には単独行動する者もいたという前説から始まる通り、1860年代のメキシコを舞台にした西部劇で、バート・ランカスターがゲーリー・クーパーを主演に招いて製作されました。
日本映画

悲劇の将軍 山下奉文(昭和28年)

日本軍による真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争は、次第にアメリカ軍が攻勢を強め、敗戦とともにフィリピン防衛戦でも日本軍が降伏します。そのときに第14方面軍司令官だった山下奉文大将を主人公にしたのが本作です。
1940年代

東京ジョー(1949年)

太平洋戦争終結4年後の1949年にGHQの占領下にあった東京を舞台に、ハンフリー・ボガート演じる主人公が事業を起こそうとして旧日本軍の陰謀に巻き込まれるクライムサスペンス作品で、早川雪洲が黒幕となるバロン・キムラ役で堂々とした貫禄を見せます。
外国映画

戦場にかける橋(1957年)

原作はピエール・ブールが1952年に発表した小説で、プロデューサーのサム・スピーゲルが映画化権を獲得し、デヴィッド・リーンが監督することになりました。三つの国の将校たちによる戦争冒険アクション映画は、アカデミー賞作品賞をはじめ7部門で賞を独占しました。
外国映画

死刑台のエレベーター(1958年)

ルイ・マルは1956年にジャック・イヴ・クストーと『沈黙の世界』を共同監督していますが、単独での監督作品は本作が初めてで一般的には映画監督デビュー作とされています。音楽にマイルス・デイヴィスのジャズを使ったことでも有名です。
1940年代

第三の男(1949年)

グレアム・グリーンが自らの原作を脚色し、キャロル・リードが監督したサスペンス映画で、映画史上ベストテンでは必ず上位にランキングされる不世出の名作であり、映画史上の最高傑作のひとつです。
外国映画

ドクトル・ジバゴ(1965年)

デヴィッド・リーンの『アラビアのロレンス』に続く文芸大作で、1965年に公開されました。公開当初は批評家から酷評を浴び、興行収入も冴えませんでしたが、モーリス・ジャールの主題曲「ラーラのテーマ」がヒットするとともに映画の評判も上がりました。
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