日本映画

宮本武蔵 般若坂の決斗(昭和37年)

昭和36年5月に公開された東映版『宮本武蔵』から1年半が経過した昭和37年11月にシリーズ第二弾として劇場公開されました。姫路城を出た武蔵が京都から奈良へと剣術を磨く旅が描かれ、昭和37年度配給収入年間ランキングで第5位に入るヒットを飛ばしています。
日本映画

宮本武蔵(昭和36年)

吉川英治が書いた小説は繰り返し映画化されてきましたが、本作は内田吐夢監督と中村錦之助主演による「宮本武蔵シリーズ」の第一作で、5年にわたって劇場公開された五部作は東映が製作したこともあり「宮本武蔵」ものの決定版と言われています。
日本映画

戦国無頼(昭和27年)

原作はサンデー毎日の連載された井上靖の小説で、脚色したのは稲垣浩と黒澤明。信長による城攻めで主君を失った落ち武者三人を主人公にして、そこに盗賊の娘と官女がからんで波瀾万丈の物語が繰り広げられます。
1940年代

街角 桃色の店(1940年)

原作はハンガリーの作家ミクロシュ・ラースローが書いた「香水店」という戯曲で、ハンガリーのブダペストにある雑貨販売店が舞台になっています。1998年に製作されたトム・ハンクスとメグ・ライアン主演『ユー・ガット・メール』は本作のリメイクです。
1940年代

逢びき(1945年)

劇作家ノエル・カワードが自らの原作を脚色して製作したイギリス映画で、第二次大戦が終結に向かう1945年1月から撮影が開始されました。デヴィッド・リーン監督が上質な大人の恋愛を描いていて、ドイツ降伏の際には終戦を祝って撮影が中断されたそうです。
1940年代

恐怖省(1944年)

原作はイギリスの作家グレアム・グリーンが1943年に発表した小説で、映画化権を獲得したパラマウントピクチャーズがフリッツ・ラングを監督に起用して映画化しました。1944年といえば、第二次世界大戦の真っ最中であり、ドイツ敗戦が濃厚になっていた時期です。
外国映画

悪魔の美しさ(1950年)

第二次大戦中、ハリウッドに渡っていたルネ・クレール監督は1947年『沈黙は金』でフランス映画界に復帰しました。ルネ・クレールが復帰第二作に選んだのが古典的名作「ファウスト」の映画化でジェラール・フィリップが主演に起用されています。
1940年代

深夜の告白(1944年)

ジェームズ・M・ケインが書いた「殺人保険」を脚色したのは監督のビリー・ワイルダーと小説家レイモンド・チャンドラーの二人。1944年当時としては反道徳的なテーマを扱った映画は、後にファムファタールものの原典と評されるようになりました。
昭和二十年以前

新しき土(昭和12年)

戦前に日本とドイツが共同製作した原節子主演作にはふたつのバージョンがあり、DVDなどで見られるのはアーノルド・フィンク監督の日本語&ドイツ語版ですが、同時に伊丹万作が監督したものもあり、本作はドイツ語部分が英語に差し替えられています。
外国映画

ケイン号の叛乱(1954年)

ハーマン・ウォークが書いた小説は世界的なベストセラーとなり、ウォークはこの本でピューリッツアー賞も受賞しました。プロデューサーのスタンリー・クレイマーが監督に指名したのは非米活動委員会によって追放されていたエドワード・ドミトリクです。
タイトルとURLをコピーしました